すべてのラージオブジェクトはpg_largeobject
というひとつのシステムテーブル内に格納されます。
各ラージオブジェクトはまたpg_largeobject_metadata
システムテーブルの中に項目を持ちます。
ラージオブジェクトを、ファイル標準操作に似た読み取り/書き出しAPIを使用して、作成、変更、削除することができます。
PostgreSQLではまた、単一のデータベースページよりも大きな値を自動的にテーブルごとに存在する二次格納領域に格納する「TOAST」という格納システムをサポートします。 これによりラージオブジェクトの一部は不要になりました。 ラージオブジェクト機能に残る利点の1つは、そのサイズが4テラバイトまで可能であるという点です。 TOASTではフィールドは1ギガバイトまでしか扱えません。 また、ラージオブジェクトの部分読み取り、部分更新は効率的に行うことができます。 一方TOAST化されたフィールドに対する操作のほとんどは、そのフィールド全体を単位として読み取り、または書き出しがなされます。