他のバージョンの文書 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9.6 | 9.5 | 9.4 | 9.3 | 9.2 | 9.1 | 9.0 | 8.4 | 8.3 | 8.2 | 8.1 | 8.0 | 7.4 | 7.3 | 7.2

F.34. pg_test_fsync

pg_test_fsyncは使用するシステムにおいて最速なwal_sync_methodは何かについて、合理的な見解を提供することを意図したものです。 同時に識別されたI/O問題のイベントに診断情報を提供します。 しかしpg_test_fsyncで示される差異が、実際のデータベーススループットにおいて差異として現れないことがあります。 特に、多くのデータベースサーバはトランザクションログにより速度制限されていないからです。

F.34.1. 使用法

pg_test_fsync [options]

pg_test_fsyncは以下のコマンドラインオプションを受け付けます。

-f
--filename

テストデータを書き込むためのファイルの名前を指定します。 このファイルはpg_xlogディレクトリがある、または格納する予定のファイルシステムと同じファイルシステムになければなりません。 (pg_xlogにはWALファイルが含まれます。) デフォルトは現在のディレクトリ内のpg_test_fsync.outです。

-o
--ops-per-test

1テストあたりの操作数を指定します。 テストあたりの操作を多くするほど、テストの精度が向上しますが、実行により時間がかかるようになります。 デフォルトは2000です。

F.34.2. 作者

Bruce Momjian