ALTER SYSTEM SET configuration_parameter { TO | = } { value | 'value' | DEFAULT } ALTER SYSTEM RESET configuration_parameter ALTER SYSTEM RESET ALL
ALTER SYSTEMはデータベースクラスタ全体にわたるサーバの設定パラメータを変更するのに使われます。 手作業でpostgresql.confファイルを編集するという伝統的な方法よりも、この方が便利かもしれません。 ALTER SYSTEMは指定されたパラメータ設定をpostgresql.auto.confファイルに書き出し、これがpostgresql.confに加えて読み込まれます。 パラメータをDEFAULTに設定する、あるいはこれの別表記であるRESETを使うと、postgresql.auto.confファイルから、その設定のエントリを削除します。 そのような設定のエントリをすべて削除するにはRESET ALLを使用してください。
ALTER SYSTEMで設定された値は、次のサーバ設定の再ロード(SIGHUPまたはpg_ctl reload)の後で有効になります。 ただし、サーバの開始時のみに変更できるパラメータの場合は、次のサーバ再起動の後で有効になります。
ALTER SYSTEMを実行できるのはスーパーユーザーだけです。 このコマンドはファイルシステムに直接作用し、ロールバックできないため、トランザクションブロックや関数の内部で使うことはできません。
設定する設定パラメータの名前です。 利用可能なパラメータに付いては第18章に記述されています。
パラメータの新しい値です。 値は、対象のパラメータとして適切な文字列定数、識別子、数値あるいはそれらをカンマで区切ったリストで指定できます。 DEFAULTと指定することができ、このとき、パラメータとその値をpostgresql.auto.confから削除します。
このコマンドではdata_directoryおよびpostgresql.confで設定できないパラメータ(例えばpreset options)を設定することはできません。
パラメータを設定するその他の方法については項18.1を参照してください。