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Regression テストの説明と解析。
PostgreSQL の regression テストは、PostgreSQL 組み込みの SQL 実装に 関するテストの包括的なセットで、Jolly Chen と Andrew Yu により開発 されました。これは標準の SQL 操作に加え、PostgreSQL で拡張された機能 に関するテストも行います。
これらのテストは、最近は Marc Fournier と Thomas Lockhart により修正 されており、実行と解析が簡単にできるように、現在は機能単位でパッケージ 化されています。 PostgreSQL v6.1 以降のバージョンからは、 regression テストはすべての公式リリースに含まれています。
適切にインストールされ、全機能が網羅された PostgreSQL インストレーション においても、これらの regression テストの中で失敗するものがあります。 これは、浮動小数点数の表現方法やタイムゾーンのサポートの違いによる ものです。現在のテストでは、単純な "diff" アルゴリズムを使って評価 しているので、細かなシステムの違いに敏感になっています。明らかに テストが失敗したと思える場合は、何が違うのかを調査することにより、 それらの違いが重要であるか否かを見極めることができるでしょう。
後述する regression テストでは、(注意書きがある箇所を除いて)以下の ことを想定しています。
コマンドは UNIX 互換であること。後述の注意書きを参照してください。
注意書きがある箇所を除いて、デフォルトが使用されます。
ユーザ postgres が Postgres のスーパーユーザ であること。
ソースのパスが /usr/src/pgsql であること(他のパスも使用できます)。
実行時のパスが /usr/local/pgsql であること(他のパスも使用できます)。
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