各コマンドは bash シェルによる RedHat Linux version 4.2 でテスト されています。注意書きの箇所を除いてはほとんどのシステムで動きます。 ps とか tar などの コマンドはそれぞれのプラットホームにおいてどのようなオプションを 使っているかで異なります。これらのコマンドを入力する場合には 常識に従いましょう。
Postgres の 新らしく導入した場合または以前のリリースからの更新に対して は以下の手順にしたがって下さい。
Postgres Regression の構成
/usr/src/pgsql/src/test/regress/README ファイルに regression テストを行い理解するための詳細な指示が書いてあります。 要約すると以下のようになります。
postmaster が起動していない場合、使用できるウィンドウから
postmasterと入力して起動させます。あるいは postmaster デーモンを バックグランドで起動させるために
cd nohup postmaster > regress.log 2>&1 &と入力します。
postmaster を Postgres スーパユーザ アカウント(通常は postgres)で起動します。
Note: 決して postmaster をルートアカウントで 起動してはいけません。
以前に regression テストを実行したことがある場合は 以下のようにして作業ディレクトリをクリアします。
cd /usr/src/pgsql/src/test/regress gmake clean
始めてテストを行う場合であれば "gmake clean" と入力する 必要はありません。
regression テストを組み立てるためには以下を入力します。
cd /usr/src/pgsql/src/test/regress gmake all
テストの実行です。以下を入力します。
cd /usr/src/pgsql/src/test/regress gmake runtest
どのテストに通ったり失敗したことを示す一連の情報が画面に表示 されます。(同時に ./regress.out ファイルにも書かれます。) いくつかのテストで失敗することがあるのは普通と思って下さい。 テストに失敗したものは、diff を使って ./results と ./expected ディレクトリにあるファイルを比較します。float8 が失敗した場合は、 以下のように入力します。
cd /usr/src/pgsql/src/test/regress diff -w expected/float8.out results
テストを実行した後は、
destroydb regression
cd /usr/src/pgsql/src/test/regress
gmake clean
と入力します。