フロントエンド−バックエンド間の認証は PQconnectdb だけが処理し,それ以外に介在するものはありません. 現バージョンでは認証方法をすべてデータベース管理者が決定します. (pg_hba.conf(5) の man ページ参照) なお,以下のルーチンはもはや何ら効果を持ちませんし,また使うべきでもありません.
fe_getauthname ユーザがどのような名前で認証を受けたかを保持する, スタティックな領域へのポインタを返します. getenv(3) や getpwuid(3) を呼び出すかわりに, このルーチンを使うことを強く推奨します. これは認証を受けたユーザ名が,環境変数 USER の値や, /etc/passwd にあるエントリと一致しない場合があるからです.
char *fe_getauthname(char* errorMessage)
fe_setauthsvc 認証サービス名として,libpq のコンパイル時に 組み込まれたデフォルト値以外のものを使うよう指定します. この値はコマンドラインスイッチとして与えるのが典型的です.
void fe_setauthsvc(char *name, char* errorMessage)認証を試みた際のエラーメッセージは,引数 errorMessage を経由して返されます.