Appendix UG1. 日付/時刻のサポート

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タイムゾーン
歴史

タイムゾーン

Postgres は、*nix ではない 標準システムインターフェイスに対し、一般的で地域をまたがった タイムゾーンへのアクセスを提供するための内部的なタイムゾーン 変換表を持たなければいけません。 基本的な OS は、出力 に対し、タイム ゾーン情報を提供することになっています

Table UG1-1. Postgres が認識可能なタイム ゾーン名

タイムゾーンUTC に対するオフセット時間説明
NZDT+13:00New Zealand Daylight Time (ニュージーランド夏時間)
IDLE+12:00International Date Line, East (国際日付変更線、東側)
NZST+12:00New Zealand Std Time (ニュージーランド標準時間)
NZT+12:00New Zealand Time (ニュージーランド時間)
AESST+11:00 Australia Eastern Summer Std Time (オーストラリア標準夏時間)
ACSST+10:30 Central Australia Summer Std Time (オーストラリア中部標準夏時間)
CADT+10:30 Central Australia Daylight Savings Time (オーストラリア中部夏時間)
SADT+10:30South Australian Daylight Time (オーストラリア南部夏時間)
AEST+10:00 Australia Eastern Std Time (オーストラリア東部標準時間)
EAST+10:00 East Australian Std Time (オーストラリア東部標準時間)
GST+10:00Guam Std Time, USSR Zone 9 (グアム標準時間、ソビエトタイムゾーン 9)
LIGT+10:00Melbourne, Australia (オーストラリア、メルボルン時間)
ACST+09:30 Central Australia Std Time (オーストラリア中部標準時間)
CAST+09:30 Central Australia Std Time (オーストラリア中部標準時間)
SAT+9:30South Australian Std Time (オーストラリア南部標準時間)
AWSST+9:00 Australia Western Summer Std Time (オーストラリア西部標準時間)
JST+9:00Japan Std Time, USSR Zone 8 (日本標準時間、ソビエトタイムゾーン 8)
KST+9:00Korea Standard Time (韓国標準時間)
WDT+9:00West Australian Daylight Time (オーストラリア西部夏時間)
MT+8:30Moluccas Time (モルッカ諸島時間)
AWST+8:00 Australia Western Std Time (オーストラリア西部標準時間)
CCT+8:00 China Coastal Time (中国湾岸時間)
WADT+8:00West Australian Daylight Time (西部アーストラリア夏時間)
WST+8:00West Australian Std Time (西部オーストラリア標準時間)
JT+7:30Java Time (Java 時間)
WAST+7:00West Australian Std Time (西部オーストラリア標準時間)
IT+3:30Iran Time (イラン時間)
BT+3:00 Baghdad Time (バグダッド時間)
EETDST+3:00 Eastern Europe Daylight Savings Time (東ヨーロッパ夏時間)
CETDST+2:00 Central European Daylight Savings Time (中央ヨーロッパ夏時間)
EET+2:00 Eastern Europe, USSR Zone 1 (東ヨーロッパ時間、ソビエトタイムゾーン 1)
FWT+2:00French Winter Time (フランス冬時間)
IST+2:00Israel Std Time (イスラエル標準時間)
MEST+2:00Middle Europe Summer Time (中央ヨーロッパ夏時間)
METDST+2:00Middle Europe Daylight Time (中央ヨーロッパ夏時間)
SST+2:00Swedish Summer Time (スウェーデン夏時間)
BST+1:00 British Summer Time (イギリス夏時間)
CET+1:00 Central European Time (中央ヨーロッパ時間)
DNT+1:00 Dansk Normal Tid (デンマーク標準時間)
DST+1:00 Dansk Standard Time (?) (デンマーク標準時間 (?))
FST+1:00 French Summer Time (フランス夏時間)
MET+1:00Middle Europe Time (中央ヨーロッパ時間)
MEWT+1:00Middle Europe Winter Time (中央ヨーロッパ冬時間)
MEZ+1:00Middle Europe Zone (中央ヨーロッパ時間)
NOR+1:00Norway Standard Time (ノルウェー標準時間)
SET+1:00Seychelles Time (セイシェル時間)
SWT+1:00Swedish Winter Time (スウェーデン冬時間)
WETDST+1:00Western Europe Daylight Savings Time (西ヨーロッパ夏時間)
GMT0:00Greenwish Mean Time (グリニッジ標準時)
WET0:00Western Europe (西ヨーロッパ)
WAT-1:00West Africa Time (西アフリカ時間)
NDT-2:30Newfoundland Daylight Time (ニューファンドランド夏時間)
ADT-03:00 Atlantic Daylight Time (大西洋夏時間)
NFT-3:30Newfoundland Standard Time (ニューファンドランド標準時間)
NST-3:30Newfoundland Standard Time (ニューファンドランド標準時間)
AST-4:00 Atlantic Std Time (Canada) (大西洋標準時間 (カナダ))
EDT-4:00 Eastern Daylight Time (アメリカ東部夏時間)
ZP4-4:00GMT +4 時間
CDT-5:00 Central Daylight Time (アメリカ中部夏時間)
EST-5:00 Eastern Standard Time (アメリカ東部標準時間)
ZP5-5:00GMT +5 時間
CST-6:00 Central Std Time (アメリカ中部標準時間)
MDT-6:00Mountain Daylight Time (アメリカ山岳部夏時間)
ZP6-6:00GMT +6 hours (グリニッジ標準時 +6 時間)
MST-7:00Mountain Standard Time (アメリカ山岳部標準時間)
PDT-7:00Pacific Daylight Time (アメリカ太平洋夏時間)
PST-8:00Pacific Std Time (アメリカ太平洋標準時間)
YDT-8:00Yukon Daylight Time (ユーコン夏時間)
HDT-9:00Hawaii/Alaska Daylight Time (ハワイ/アラスカ夏時間)
YST-9:00Yukon Standard Time (ユーコン標準時間)
AHST-10:00 Alaska-Hawaii Std Time (アラスカ-ハワイ標準時間)
CAT-10:00 Central Alaska Time (アラスカ中央時間)
NT-11:00Nome Time (ノーム時間)
IDLW-12:00International Date Line, West (国際日付変更線、西側)

Note: コンパイル時に USE_AUSTRALIAN_RULES をセットした場合、 EST は Australia Eastern Std Time (オーストラリア東部標準時間)、つまり UTC に +10 時間 オフセットしたものになります。

オーストラリアのタイムゾーンとその別名が Postgres のタイムゾーンルックアップ テーブルにある全てのタイムゾーンの内、4分の1を占めています。

日付/時刻の入力解釈

日付/時刻型データは、共通の決まった順序で全て解読されます。

  1. 入力文字列を幾つかのトークンに分割し、そしてそれぞれの トークンを文字列、時刻、タイムゾーン、あるいは数値という ように分類します。

    1. もしトークンが コロン (":") を含んでいた場合、それは時刻の の文字列ということになります。

    2. もしトークンが ダッシュ ("-") や、スラッシュ ("/")、 あるいは ドット (".") を含んでいた場合、それは月名を含んで いる日付文字列です。

    3. もしトークンが数値だけだった場合、それは単項あるいは ISO-8601 の連結形式の日付 (例: "19990113" は、1月 13日 1999) か、それとも時刻 (例: 141516 は14:15:16) の内のどちらかです。

    4. もしトークンが、プラス記号 ("+") あるいは マイナス記号 ("-") で始まっていた場合、それはタイムゾーンか、または 特別なフィールドのどちらかです。

  2. もしトークンがただの文字列だった場合、可能性のある文字列に 合わせられます。

    1. 特別な文字列 (例えば today)、 日 (例えば Thursday)、 月 (例えば January)、 あるいはノイズ文字 (例えば on) 等の トークンの、バイナリサーチテーブルの検索を行います。

      フィールドの値とビットマスクをフィールドにセットします。 例えば、today では、年、月、日をセット し、now では、それらに加え、時、分、秒 をセットします。

    2. もし見つけ出せない場合は、タイムゾーンに見合うトークンを 類似バイナリーサーチテーブルから探します。

    3. それでも探し出せなかった場合、エラーを返します。

  3. トークンが数値あるいは、数値フィールドの場合

    1. もしそれが 4桁以上で、そしてもし他のどんな日付フィールドも 前に読まれていない場合は、連結された日付 (例えば 19990118) として解釈されます。 8桁と 6桁の場合は、年、月、日と解釈され、7桁と 5桁の場合、 年と日数と解釈されます。

    2. もしトークンが 3桁で年がすでに解読されていた場合、それは 日数と解釈されます。

    3. もしそれが 2桁以上の場合、年と解釈されます。

    4. もしヨーロッパ式の日付モード、"日"フィールドが未だ 読みこまれていない、その値が 31以下という全ての条件が 当てはまる場合、それは"日"と解釈されます。

    5. もし非ヨーロッパ式 (US式) の日付モードの場合で、 さらに"月"のフィールドがまだ読みこまれていない、 そしてその値が 12以下という全ての条件が 当てはまる場合、それは"月"と解釈されます。

    6. もし"日"フィールドが読みこまれておらず、さらにその値が 31以下の場合は、"日"と解釈されます。

    7. もし"月"フィールドが読みこまれておらず、さらにその値が 12以下の場合は、"月"と解釈されます。

    8. 以上に当てはまらなければ、"年"と解釈されます。

  4. もし BC (紀元前) が指定された場合、それを無効とし内部記憶の 為に 1だけオフセットします。 (グレゴリオ暦には "ゼロ年"がないので、数値的には "1BC (紀元前 1年)" が"ゼロ年"になります。)

  5. もし BC が指定されず、さらに"年"フィールドが 2桁の場合、 4桁になるように"年"を変更します。 もしそれが 70以下なら、 2000を加え、さもなければ、1900を加えます。

    Tip: グレゴリオ暦の西暦 1年から 99年は、ゼロを前につけて 4桁 (例えば、0099 は 西暦99年) として入力します。 同様に 3桁でも大抵の状況で "年" として認められます。 けれども、その数字の位置によっては "年" の代わりに "日" と解釈されるかも知れません。