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29.2. ディスク容量不足による問題

データベース管理者の最も重要なディスク監視作業は、ディスクが容量不足になっていないことを確認することです。 容量不足となったディスクにより、データが破壊されることはありません。しかし、データ破壊が起こりやすくなる可能性があります。 もしWALファイルを持つディスクが一杯になった場合は、データベースサーバはパニックを起こし結果的にシャットダウンします。

他のデータを削除しても、ディスクに空き容量を用意できない場合、 テーブル空間を使用することによって、データベースファイルのいくつかを 他のファイルシステムに移動させることができます。詳細は 22.6を参照してください。

ヒント

一部のファイルシステムは、容量がほぼ一杯になっている場合にパフォーマンスが悪くなります。 ですから、ディスクがほぼ一杯になる前に余裕をもって対策を取ってください。

システムでユーザ単位のディスククォータをサポートしている場合、当然ながらデータベースもサーバを実行するユーザに割り当てられたクォータに従います。 クォータを超えた場合、ディスク容量が完全になくなった時と同じ悪影響が発生します。