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第50章 PostgreSQL内部の概要

目次

50.1. 問い合わせの経路
50.2. 接続の確立
50.3. 構文解析過程
50.3.1. パーサ
50.3.2. 書き換えプロセス
50.4. PostgreSQLルールシステム
50.5. プランナ/オプティマイザ
50.5.1. 実行可能な計画の生成
50.6. エクゼキュータ

著者

本章は[sim98]として、 ウィーン工科大学にてO.Univ.Prof.Dr. Georg GottlobとUniv.Ass.Mag. Katrin Seyr.の指導の下にStefan Simkovicsが書いた修士論文の一部が基になっています。

本章ではPostgreSQLのバックエンドの内部構造の概要を説明します。 次からの節を読んだ後には、問い合わせがどのように処理されるかの概念がつかめているはずです。 ここではPostgreSQLの内部操作の詳細な説明は行いません。 記述するとしたら文章が膨大になってしまうからです。 どちらかと言えば、バックエンドが問い合わせを受け取った時点からクライアントに結果を返す時点の間に引き起こる操作の一般的な流れを理解してもらうのが目的です。