リリース日: 2005-05-09
このリリースは、セキュリティ関連の問題を含む、7.2.7の各種不具合を修正したものです。
7.2.Xからの移行ではダンプ/リストアは不要です。
ある目的(例えばSELECT FOR UPDATE)用にコミットされるように見えるトランザクションが直後に別の目的用にコミットされるという従来から存在した競合状況を修正しました。
一貫性が明らかにないデータが短期間アプリケーションから参照できてしまうため、これはきわめて重大な不具合です。
リレーションの拡張とVACUUMとの間の競合状態を修正しました。
理論上、これにより新たに挿入されたページの価値が失われます。 しかしこうした状況が発生する頻度はきわめてまれで、アサートエラー以外に発生した事例はありません。
TIME WITH TIME ZONE
型の値に対するEXTRACT(EPOCH)
を修正しました。
plpgsqlにおいて更にバッファオーバーランの検査を追加しました。(Neil)
%
を含むインデックスの名前とトリガの名前を正しくダンプできるようにpg_dumpを修正しました。(Neil)
月に関連した書式のためにto_char(interval)
がコアダンプすることを防止しました。
より最近のOpenSSLによる構築のためにcontrib/pgcrypto
を修正しました。(Marko Kreen)