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E.195. リリース8.3.3

リリース日: 2008-06-12

このリリースは8.3.2に対し、重大な1つの不具合と軽微な1つの不具合を修正したものです。 8.3メジャーリリースにおける新機能についてはE.198を参照してください。

E.195.1. バージョン8.3.3への移行

8.3.Xからの移行ではダンプ/リストアは不要です。 しかしながら、8.3.1より前のバージョンからアップグレードする場合は、E.197を参照してください。

E.195.2. 変更点

  • pg_get_ruledef()で負の定数を括弧でくくるようにしました。(Tom)

    この修正前では、ビューまたはルールにおける負の定数がそのまま、例えば-42::integerのようにダンプされる可能性がありました。 これは若干正しくありません。 演算子の前置規則に従うと、(-42)::integerとなるべきです。 通常は大した違いが起こることはありませんが、最近の別のパッチと相互作用して、PostgreSQLが有効なSELECT DISTINCTビューの問い合わせを拒絶することになりました。 pg_dumpの出力のリロード失敗という結果になることもあり得たため、これは高優先度の修正として扱われました。 実際にダンプ出力が正しくなかったバージョンは8.3.1と8.2.7だけです。

  • ALTER AGGREGATE ... OWNER TOpg_shdependを更新するようにしました。(Tom)

    この見落としにより、集約が後でDROP OWNEDまたはREASSIGN OWNED操作で使用された場合に問題が発生するおそれがありました。