リリース日: 2008-06-12
このリリースは8.3.2に対し、重大な1つの不具合と軽微な1つの不具合を修正したものです。 8.3メジャーリリースにおける新機能についてはE.198を参照してください。
8.3.Xからの移行ではダンプ/リストアは不要です。 しかしながら、8.3.1より前のバージョンからアップグレードする場合は、E.197を参照してください。
pg_get_ruledef()
で負の定数を括弧でくくるようにしました。(Tom)
この修正前では、ビューまたはルールにおける負の定数がそのまま、例えば-42::integer
のようにダンプされる可能性がありました。
これは若干正しくありません。
演算子の前置規則に従うと、(-42)::integer
となるべきです。
通常は大した違いが起こることはありませんが、最近の別のパッチと相互作用して、PostgreSQLが有効なSELECT DISTINCT
ビューの問い合わせを拒絶することになりました。
pg_dumpの出力のリロード失敗という結果になることもあり得たため、これは高優先度の修正として扱われました。
実際にダンプ出力が正しくなかったバージョンは8.3.1と8.2.7だけです。
ALTER AGGREGATE ... OWNER TO
がpg_shdepend
を更新するようにしました。(Tom)
この見落としにより、集約が後でDROP OWNED
またはREASSIGN OWNED
操作で使用された場合に問題が発生するおそれがありました。