プラットフォーム(CPUアーキテクチャとオペレーティングシステムの組合せ)は、そのプラットフォーム上で動作する仕組みがコード内に存在し、かつ、そのプラットフォーム上で構築およびリグレッションテストに合格することが最近検証できた場合に、PostgreSQL開発者コミュニティによってサポートされたものとみなされます。 現在、プラットフォームの互換性に関するほとんどの試験はPostgreSQLビルドファーム中の試験マシンによって自動的に行われます。 ビルドファームに存在しないが、コードが動作するあるいは動作させることができたプラットフォームにおけるPostgreSQLの使用に興味のあるかたは、継続した互換性を確実にするために、ビルドファームのメンバマシンとして設定することを強く勧めます。
一般的に、PostgreSQLは、次のCPUアーキテクチャで動作することを期待できます。
x86, x86_64, IA64, PowerPC, PowerPC 64, S/390, S/390x, Sparc, Sparc 64, ARM, MIPS, MIPSEL, PA-RISC。
M68K、M32R、VAXをサポートするコードは存在しますが、これらのアーキテクチャで試験が行われたという報告は最近ありません。
--disable-spinlocks
を付けることで、未サポートの種類のCPUでも構築することがしばしばできますが、性能は低下します。
PostgreSQLは次のオペレーティングシステムで動作することを期待できます。 Linux (最近のディストリビューションすべて), Windows (Win2000 SP4以降), FreeBSD, OpenBSD, NetBSD, OS X, AIX, HP/UX, Solaris。 他のUnixに似たシステムでも動作するかもしれませんが、最近試験されていません。 ほとんどの場合、指定されたオペレーティングシステムでサポートされるCPUアーキテクチャはすべて動作するでしょう。 特に古めのシステムを使用している場合、以下の16.7を参照し、使用するオペレーティングシステム固有の情報がないか確認してください。
最近のビルドファームの結果でサポートしているものとされているプラットフォームでインストールに問題があった場合は、<pgsql-bugs@postgresql.org>
に報告してください。
新しいプラットフォームへのPostgreSQLの移植に興味があるのならば、<pgsql-hackers@postgresql.org>
がその議論に適しています。