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IMPORT FOREIGN SCHEMA

IMPORT FOREIGN SCHEMA — 外部サーバからテーブル定義をインポートする

概要

IMPORT FOREIGN SCHEMA remote_schema
    [ { LIMIT TO | EXCEPT } ( table_name [, ...] ) ]
    FROM SERVER server_name
    INTO local_schema
    [ OPTIONS ( option 'value' [, ... ] ) ]

説明

IMPORT FOREIGN SCHEMAは外部サーバ上に存在するテーブルを表す外部テーブルを作成します。 新しい外部テーブルは、コマンドを実行するユーザに所有され、リモートのテーブルにマッチする正しい列定義とオプションで作成されます。

デフォルトでは、外部サーバ上の特定のスキーマ内に存在するすべてのテーブルとビューがインポートされます。 オプションで、インポートするテーブルを指定した部分集合に制限したり、特定のテーブルを除外することができます。 新しい外部テーブルは、すべてターゲットとなるスキーマ内に作成され、そのスキーマは既存である必要があります。

IMPORT FOREIGN SCHEMAを使用するには、外部サーバのUSAGE権限、およびターゲットとなるスキーマのCREATE権限が必要です。

パラメータ

remote_schema

インポート元となるリモートのスキーマです。 リモートのスキーマの具体的な意味は、使用する外部データラッパに依存します。

LIMIT TO ( table_name [, ...] )

指定したテーブル名の1つにマッチする外部テーブルだけをインポートします。 外部スキーマ内に存在する他のテーブルは無視されます。

EXCEPT ( table_name [, ...] )

指定した外部テーブルをインポートから除外します。 ここに列挙したものを除き、外部スキーマ内に存在するすべてのテーブルがインポートされます。

server_name

インポート元となる外部サーバです。

local_schema

インポートされた外部テーブルが作成されるスキーマです。

OPTIONS ( option 'value' [, ...] )

インポート時に使用されるオプションです。 使用できるオプションの名前と値は、各外部データラッパに依存します。

サーバfilm_server上のリモートのスキーマforeign_filmsからテーブルの定義をインポートし、ローカルのスキーマfilms内に外部テーブルを作成します。

IMPORT FOREIGN SCHEMA foreign_films
    FROM SERVER film_server INTO films;

上と同様ですが、2つのテーブルactorsdirectorsだけを(それらが存在するなら)インポートします。

IMPORT FOREIGN SCHEMA foreign_films LIMIT TO (actors, directors)
    FROM SERVER film_server INTO films;

互換性

IMPORT FOREIGN SCHEMAコマンドは、OPTIONS句がPostgreSQLの拡張であるという点を除き、標準SQLに準拠しています。

関連項目

CREATE FOREIGN TABLE, CREATE SERVER