他のバージョンの文書 16 | 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9.6 | 9.5 | 9.4 | 9.3 | 9.2 | 9.1 | 9.0 | 8.4 | 8.3 | 8.2 | 8.1 | 8.0 | 7.4 | 7.3 | 7.2

73.3. バックアップマニフェストのWAL範囲オブジェクト

WAL範囲を記述するこのオブジェクトは常に以下の3つのキーを持ちます。

Timeline

WALレコードのこの範囲に対するタイムラインです。整数として書かれます。

Start-LSN

バックアップを使用するためにリプレイを開始しなければならない指定されたタイムライン上のLSNです。 このLSNはPostgreSQLで標準的に使われる書式で格納されます。すなわち、2つの16進数文字列で構成され、それぞれの長さが1から8で、スラッシュで区切られた文字列です。

End-LSN

このバックアップを使うときにリプレイを終了してもよい、指定されたタイムライン上の最も早いLSNです。 これはStart-LSNと同じ書式で格納されます。

通常、単一のWAL範囲だけが存在します。 しかしながら、バックアップが、上流の昇格のためにバックアップ中にタイムラインを変更したスタンバイから取得された場合、それぞれ異なるタイムラインを持つ複数の範囲が存在する可能性があります。 同じタイムラインに対して複数のWAL範囲があらわれることは決してありません。