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73.2. バックアップマニフェストのファイルオブジェクト

単一ファイルを記述するオブジェクトは、PathキーかEncoded-Pathキーを持ちます。 通常はPathキーになります。 関連付けられた文字列値はファイルのバックアップディレクトリからの相対パスです。 ユーザ定義テーブル空間にあるファイルは、最初の2つの要素がpg_tblspcとテーブル空間のOIDであるパスを持ちます。 パスがUTF-8として正当な文字列でなかったり、ユーザが全ファイルにエンコードされたパスが使われることを要求した場合には、代替にEncoded-Pathキーがあらわれます。 これは同じデータを格納しますが、16進数の文字列としてエンコードされます。 文字列における16進数の各2つ組で1オクテットを表現します。

以下の2つのキーは常に含まれます。

Size

ファイルの期待されるサイズです。整数として書かれます。

Last-Modified

バックアップ時にサーバによって報告されたファイルの最終変更時刻です。 バックアップに格納された他フィールドと違い、本フィールドはpg_verifybackupでは使われません。 情報提供のみを目的として含まれています。

ファイルチェックサムを有効にしてバックアップが取得された場合、以下のキーが含まれます。

Checksum-Algorithm

このファイルのチェックサム計算で使用されるチェックサムアルゴリズムです。 今のところ、これはバックアップマニフェスト内の全ファイルで同じになりますが、将来のリリースで変更されるかもしれません。 現在サポートされるアルゴリズムは、CRC32CSHA224SHA256SHA384、および、SHA512です。

Checksum

このファイルに対して計算されたチェックサムで、チェックサムの各バイト毎に2文字の、16進数の文字列として格納されます。