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PostgreSQLは組み込みデータ型に対して数多くの関数と演算子を用意しています。
この章ではそのほとんどについて説明しますが、特殊用途の関数はマニュアルの関連する節に記載しています。
また、パート Vで解説しているように、ユーザは独自の関数と演算子を定義することもできます。
psqlの\df
コマンドと\do
コマンドはそれぞれ全ての使用可能な関数と演算子をリストするのに使用されます。
この章全体で関数と演算子の引数と返り値のデータ型の記述は以下のようになります。
repeat
(text
,integer
) →text
つまり関数repeat
は、一つのテキスト型と一つの整数型の引数を取り、テキスト型の結果を返します。
また、右矢印を使ってある例の結果を示します。ですから、以下のようになります。
repeat('Pg', 4) → PgPgPgPg
もし移植性が気になるのであれば、最も基本的な算術および比較演算子と、いくつかの明示的に印を付けた関数を除き、本章で説明する大多数の関数と演算子は、標準SQLで規定されていない点に注意してください。 この拡張機能のいくつかは、他のSQLデータベース管理システムにも備わっており、多くの場合この機能には各種実装間で互換性と整合性があります。