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B.7. Julian Dates

ユリウス日は日に番号を付ける方法です。 名前が似ていて混乱しますが、ユリウス暦とは関係ありません。 ユリウス日は、フランスの学者Joseph Justus Scaliger(1540–1609)によって発明され、おそらくこの語源は彼の父であるイタリアの学者、Julius Caesar Scaliger(1484–1558)からの引用と考えられます。

ユリウス日システムでは、JD 0(よくいわゆるユリウス日と呼ばれます)から始まる日は連番です。 JD 0はユリウス暦の紀元前4713年1月1日、またはグレゴリオ暦の紀元前4714年11月24日に対応します。 ユリウス日の数え方は、天文学者が夜間の観測にラベルを付けるためにより良く使用されました。 このため、深夜0時から深夜0時までではなく、UTC正午から次のUTC正午までが1日でした。 JD 0は紀元前4714年11月24日のUTC正午から紀元前4714年11月25日のUTC正午までの24時間であると明示されています。

PostgreSQLは日付の入出力においてユリウス日記法を(および、一部の日付時間間隔の計算においてユリウス日を)サポートしますが、正午から正午までという微妙な日付の数え方を守っていません。 PostgreSQLは通常の日付と同様に、ローカルの深夜0時から深夜0時までとしてユリウス日を扱います。

ただし、この定義は必要に応じて天文時の定義を取得する方法を提供します。タイムゾーンUTC+12で計算します。 たとえば、

=> SELECT extract(julian from '2021-06-23 7:00:00-04'::timestamptz at time zone 'UTC+12');
           extract
------------------------------
 2459388.95833333333333333333
(1 row)
=> SELECT extract(julian from '2021-06-23 8:00:00-04'::timestamptz at time zone 'UTC+12');
               extract
--------------------------------------
 2459389.0000000000000000000000000000
(1 row)
=> SELECT extract(julian from date '2021-06-23');
 extract
---------
 2459389
(1 row)