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F.6. basic_archive — WALアーカイブモジュールの例 #

basic_archiveはアーカイブモジュールの例です。 このモジュールは、完成したWALセグメントファイルを指定されたディレクトリにコピーします。 これは特に有用ではありませんが、独自のアーカイブモジュールを開発するための出発点として役立ちます。 アーカイブモジュールの詳細は第51章を参照してください。

機能するには、このモジュールをarchive_library経由でロードし、archive_modeを有効にする必要があります。

F.6.1. 設定パラメータ #

basic_archive.archive_directory (string)

サーバがWALセグメントファイルをコピーするディレクトリです。 このディレクトリは既に存在している必要があります。 デフォルトは空文字列で、事実上WALアーカイブを停止します。 しかしarchive_modeが有効になっている場合、サーバはこの値が間もなく提供されることを期待してWALセグメントファイルを蓄積します。

これらのパラメータはpostgresql.confの中で設定しなければなりません。 典型的な使用方法は以下のようになります。

# postgresql.conf
archive_mode = 'on'
archive_library = 'basic_archive'
basic_archive.archive_directory = '/path/to/archive/directory'

F.6.2. 注釈 #

サーバーがクラッシュすると、アーカイブ・ディレクトリに接頭辞archtempを持つ一時ファイルが残る場合があります。 クラッシュ後にサーバーを再起動する前に、このようなファイルを削除することをお薦めします。 このようなファイルは、進行中のアーカイブと無関係であれば、サーバーの実行中に削除しても安全ですが、その際には十分な注意が必要です。

F.6.3. 作者 #

Nathan Bossart