basic_archive
はアーカイブモジュールの例です。
このモジュールは、完成したWALセグメントファイルを指定されたディレクトリにコピーします。
これは特に有用ではありませんが、独自のアーカイブモジュールを開発するための出発点として役立ちます。
アーカイブモジュールの詳細は第51章を参照してください。
機能するには、このモジュールをarchive_library経由でロードし、archive_modeを有効にする必要があります。
basic_archive.archive_directory
(string
)
サーバがWALセグメントファイルをコピーするディレクトリです。 このディレクトリは既に存在している必要があります。 デフォルトは空文字列で、事実上WALアーカイブを停止します。 しかしarchive_modeが有効になっている場合、サーバはこの値が間もなく提供されることを期待してWALセグメントファイルを蓄積します。
これらのパラメータはpostgresql.conf
の中で設定しなければなりません。
典型的な使用方法は以下のようになります。
# postgresql.conf archive_mode = 'on' archive_library = 'basic_archive' basic_archive.archive_directory = '/path/to/archive/directory'
サーバーがクラッシュすると、アーカイブ・ディレクトリに接頭辞archtemp
を持つ一時ファイルが残る場合があります。
クラッシュ後にサーバーを再起動する前に、このようなファイルを削除することをお薦めします。
このようなファイルは、進行中のアーカイブと無関係であれば、サーバーの実行中に削除しても安全ですが、その際には十分な注意が必要です。
Nathan Bossart