SELECT INTO — 問い合わせの結果からの新しいテーブルを定義する
[ WITH [ RECURSIVE ]with_query
[, ...] ] SELECT [ ALL | DISTINCT [ ON (expression
[, ...] ) ] ] [ { * |expression
[ [ AS ]output_name
] } [, ...] ] INTO [ TEMPORARY | TEMP | UNLOGGED ] [ TABLE ]new_table
[ FROMfrom_item
[, ...] ] [ WHEREcondition
] [ GROUP BYexpression
[, ...] ] [ HAVINGcondition
] [ WINDOWwindow_name
AS (window_definition
) [, ...] ] [ { UNION | INTERSECT | EXCEPT } [ ALL | DISTINCT ]select
] [ ORDER BYexpression
[ ASC | DESC | USINGoperator
] [ NULLS { FIRST | LAST } ] [, ...] ] [ LIMIT {count
| ALL } ] [ OFFSETstart
[ ROW | ROWS ] ] [ FETCH { FIRST | NEXT } [count
] { ROW | ROWS } ONLY ] [ FOR { UPDATE | SHARE } [ OFtable_name
[, ...] ] [ NOWAIT ] [...] ]
SELECT INTO
は新しいテーブルを作成し、そこに問い合わせによって計算したデータを格納します。
このデータは通常のSELECT
のようにはクライアントに返されません。
新しいテーブルの列はSELECT
の出力列に関連するデータ型と名前を持ちます。
TEMPORARY
またはTEMP
このオプションが指定された場合、テーブルは一時テーブルとして作成されます。 詳細はCREATE TABLEを参照してください。
UNLOGGED
指定された場合、テーブルはログをとらないテーブルとして作成されます。 詳細はCREATE TABLEを参照してください。
new_table
作成するテーブルの名前です(スキーマ修飾名も可)。
その他のパラメータについては、SELECTで詳細に説明されています。
CREATE TABLE AS
は機能的にはSELECT INTO
と同等です。
ECPGやPL/pgSQLではINTO
句の解釈が異なるため、SELECT INTO
という形式は使用できません。
そのため、CREATE TABLE AS
構文を使用することをお勧めします。
さらに、CREATE TABLE AS
は、SELECT INTO
の機能に加え、さらに多くの機能を提供します。
CREATE TABLE AS
とは対照的に、SELECT INTO
ではUSING
でのテーブルアクセスメソッドやmethod
TABLESPACE
でのテーブルのテーブル空間のような属性を指定できません。
必要ならtablespace_name
CREATE TABLE AS
を使ってください。
そのため、新しいテーブルにはデフォルトテーブルアクセスメソッドが選ばれます。
より詳細な情報はdefault_table_access_methodを参照してください。
テーブルfilms
の最近の項目のみから構成される、新しいテーブルfilms_recent
を作成します。
SELECT * INTO films_recent FROM films WHERE date_prod >= '2002-01-01';
標準SQLでは、SELECT INTO
は新しいテーブルの作成ではなく、選択した値をホストプログラムのスカラ変数とするために使われます。
これは実際、ECPG(第36章を参照)やPL/pgSQL(第43章を参照)で見られる使用方法です。
PostgreSQLにおいて、テーブルを作成するSELECT INTO
の用法は歴史的なものです。
他のSQL実装でもSELECT INTO
をこのように使っているものがあります(が、ほとんどのSQL実装は、その代わりにCREATE TABLE AS
をサポートしています)。
そのような互換性の考慮を除けば、新しいコードでは、この目的のためにはCREATE TABLE AS
を使うのが最善です。