以下の「パラメータ」は読み取り専用です。
そのため、これらはpostgresql.conf
のサンプルから除かれています。
このオプションは、特定のアプリケーション、特に管理用フロントエンドによって注目される可能性があるPostgreSQLの様々な部分の振舞いを報告します。
これらのうち多くはPostgreSQLのコンパイル時、もしくはインストール時に決定されます。
block_size
(integer
)
#
ディスクブロックの容量を報告します。
サーバ構築の際にBLCKSZ
の値で決定されます。デフォルトの値は8192バイトです。
(shared_buffersの様な)いくつかの構成変数の意味はblock_size
によって影響されます。
これに関しての情報は19.4を参照してください。
data_checksums
(boolean
)
#このクラスタでデータチェックサムが有効になっているかどうかを報告します。 詳細はdata checksumsを見てください。
data_directory_mode
(integer
)
#
このパラメータは、Unixシステムでは起動時のデータディレクトリのパーミッション(data_directoryにより定義されます)を報告します。
(Microsoft Windowsではこのパラメータは常に0700
を表示します。)
さらなる情報はgroup accessをご覧ください。
debug_assertions
(boolean
)
#
PostgreSQLがアサーションを有効にしてビルドされているかどうかを報告します。
これは、USE_ASSERT_CHECKING
マクロがPostgreSQLをビルドされた際に定義されている場合(つまり、configure
オプションの--enable-cassert
が適用されている)に該当します。
デフォルトではPostgreSQLは、アサーションなしにビルドされます。
huge_pages_status
(enum
)
#
現在インスタンスのhuge pagesの状態を報告します:on
、off
、またはunknown
のどれかです(postgres -C
で表示される場合)。
このパラメータは、huge_pages=try
でhuge pagesのアロケーションが成功したかどうかを判断するのに役立ちます。
詳細については、huge_pagesを参照してください。
integer_datetimes
(boolean
)
#
PostgreSQLが64ビット整数による日付と時刻のサポート付きで構築されたかどうかを報告します。
PostgreSQL 10では、これは常にon
です。
in_hot_standby
(boolean
)
#
サーバが現在ホットスタンバイモードかどうかを報告します。
これがon
の時は、すべてのトランザクションは読み取り専用を強制されます。
セッション中ではこれはサーバがプライマリに昇格するときだけ変更できます。
詳細は26.4をご覧ください。
max_function_args
(integer
)
#
関数の引数の最大数を報告します。
サーバを構築する時、FUNC_MAX_ARGS
の値で決定されます。
デフォルトの値は100引数です。
max_identifier_length
(integer
)
#
最長の識別子の長さを報告します。
サーバ構築時のNAMEDATALEN
の値より一つ少なく設定されます。
デフォルトのNAMEDATALEN
の値は64ですので、デフォルトのmax_identifier_length
は63バイトで、マルチバイト符号化方式を使用している場合、63文字以下になることがあります。
max_index_keys
(integer
)
#
インデックスキーの最大数を報告します。サーバをビルドする際にINDEX_MAX_KEYS
の値で決定されます。デフォルトの値は32キーです。
segment_size
(integer
)
#
あるファイルセグメントの中に格納できるブロック数(ページ数)を報告します。
サーバ構築時にRELSEG_SIZE
の値で決定されます。
バイト単位の一セグメントファイルの最大容量は、block_size
倍のsegment_size
と等しくなります。デフォルトでは1GBです。
server_encoding
(string
)
#データベース符号化方式(文字セット)を報告します。 データベースが作成された時に決定されます。通常クライアントはclient_encodingの値にのみ注意する必要があります。
server_version
(string
)
#
サーバのバージョン番号を報告します。
サーバ構築の際のPG_VERSION
の値によって決定されます。
server_version_num
(integer
)
#
サーバのバージョン番号を整数として返します。
この値は、サーバ構築時のPG_VERSION_NUM
の値により決まります。
shared_memory_size
(integer
)
#主共有メモリ領域のサイズを報告します。 最も近いメガバイト単位に切り上げられます。
shared_memory_size_in_huge_pages
(integer
)
#
指定されたhuge_page_sizeに基づいて、主共有メモリ領域に必要な巨大ページの数を報告します。
巨大ページがサポートされていない場合、-1
になります。
この設定はLinuxでのみサポートされています。
他のプラットフォームでは常に-1
に設定されます。
Linuxで巨大なページを使うための詳細は18.4.5を参照してください。
ssl_library
(string
)
#
(このインスタンスでSSLが設定あるいは使用されていなくても)このPostgreSQLサーバの構築時に使用されたSSLライブラリの名前、たとえばOpenSSL
あるいは空文字列、を報告します。
wal_block_size
(integer
)
#
WALディスクブロックの容量を報告します。
サーバ構築時にXLOG_BLCKSZ
の値で決定されます。デフォルトの値は8192バイトです。
wal_segment_size
(integer
)
#先行書き込みログ(WAL)のセグメントの大きさを報告します。 デフォルト値は16MBです。 さらなる詳細については28.5をご覧ください。