COMMENT ON { TABLE object_name | COLUMN table_name.column_name | AGGREGATE agg_name (agg_type) | CAST (sourcetype AS targettype) | CONSTRAINT constraint_name ON table_name | CONVERSION object_name | DATABASE object_name | DOMAIN object_name | FUNCTION func_name ( [ [ argmode ] [ argname ] argtype [, ...] ] ) | INDEX object_name | LARGE OBJECT large_object_oid | OPERATOR op (leftoperand_type, rightoperand_type) | OPERATOR CLASS object_name USING index_method | [ PROCEDURAL ] LANGUAGE object_name | RULE rule_name ON table_name | SCHEMA object_name | SEQUENCE object_name | TRIGGER trigger_name ON table_name | TYPE object_name | VIEW object_name } IS 'text'
COMMENTは、データベースオブジェクトに関するコメントを保存します。
コメントを編集するには、同一オブジェクトに対して新しくCOMMENTコマンドを発行してください。 各オブジェクトに保存できるコメント文字列は1つだけです。 コメントを削除するには、テキスト文字列の部分にNULLを記述してください。 オブジェクトが削除された時、コメントは自動的に削除されます。
コメントは、psqlのコマンド\dd、\d+、\l+で簡単に取り出すことができます。
obj_description()
とcol_description()
という名前の、psqlが使用する組み込み関数を使うように構築することで、他のユーザインタフェースを使ってコメントを取り出せるようになります
(表9-43を参照してください)。
コメントを付加するオブジェクトの名前です。 テーブル、集約、ドメイン、関数、インデックス、演算子、演算子クラス、シーケンス、データ型、ビューの名前は、スキーマ修飾することができます。
集約関数の引数のデータ型です。関数が任意のデータ型を受け付ける場合は、*を指定します。
キャストの変換元データ型の名前です。
キャストの変換先のデータ型の名前です。
関数の引数のモードで、IN、OUT、INOUTのいずれかです。 省略時のデフォルトはINです。 関数を識別するには入力引数のみが必要ですので、COMMENT ON FUNCTIONが実際にはOUT引数を無視することに注意してください。 したがって、INとINOUT引数を列挙することで十分です。
関数の引数の名前です。 関数の識別には引数データ型のみが必要ですので、COMMENT ON FUNCTIONが実際には引数の名前を無視することに注意してください。
もしあれば、関数の引数のデータ型(複数可、スキーマ修飾も可)です。
ラージオブジェクトのOIDです。
これはノイズワードです。
追加するコメントです。文字列リテラルとして記述します。 コメントを削除する場合はNULLを記述します。
あるデータベースに対するコメントが作成できるのは、そのデータベース内のみです。 そのため、コメントは該当するデータベースからのみ可視であり、他のデータベースからは不可視です。
現在、コメントにはセキュリティ機構は存在しません。 データベースに接続したユーザは誰でも、そのデータベース内のオブジェクトのコメントを参照することができます(ただし、所有していないオブジェクトに関するコメントを変更できるのはスーパーユーザのみです)。 そのため、コメントにはセキュリティ的に重大な情報を記載してはいけません。
mytableテーブルにコメントを付けます。
COMMENT ON TABLE mytable IS 'This is my table.';
先ほどのコメントを削除します。
COMMENT ON TABLE mytable IS NULL;
その他の例をいくつか示します。
COMMENT ON AGGREGATE my_aggregate (double precision) IS 'Computes sample variance'; COMMENT ON CAST (text AS int4) IS 'Allow casts from text to int4'; COMMENT ON COLUMN my_table.my_column IS 'Employee ID number'; COMMENT ON CONVERSION my_conv IS 'Conversion to UTF8'; COMMENT ON DATABASE my_database IS 'Development Database'; COMMENT ON DOMAIN my_domain IS 'Email Address Domain'; COMMENT ON FUNCTION my_function (timestamp) IS 'Returns Roman Numeral'; COMMENT ON INDEX my_index IS 'Enforces uniqueness on employee ID'; COMMENT ON LANGUAGE plpython IS 'Python support for stored procedures'; COMMENT ON LARGE OBJECT 346344 IS 'Planning document'; COMMENT ON OPERATOR ^ (text, text) IS 'Performs intersection of two texts'; COMMENT ON OPERATOR - (NONE, text) IS 'This is a prefix operator on text'; COMMENT ON OPERATOR CLASS int4ops USING btree IS '4 byte integer operators for btrees'; COMMENT ON RULE my_rule ON my_table IS 'Logs updates of employee records'; COMMENT ON SCHEMA my_schema IS 'Departmental data'; COMMENT ON SEQUENCE my_sequence IS 'Used to generate primary keys'; COMMENT ON TABLE my_schema.my_table IS 'Employee Information'; COMMENT ON TRIGGER my_trigger ON my_table IS 'Used for RI'; COMMENT ON TYPE complex IS 'Complex number data type'; COMMENT ON VIEW my_view IS 'View of departmental costs';