★PostgreSQLカンファレンス2024 12月6日開催/チケット販売中★
他のバージョンの文書 16 | 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9.6 | 9.5 | 9.4 | 9.3 | 9.2 | 9.1 | 9.0 | 8.4 | 8.3 | 8.2 | 8.1 | 8.0 | 7.4 | 7.3 | 7.2

第 54章BKIバックエンドインタフェース

目次
54.1. BKIファイル形式
54.2. BKIコマンド
54.3. BKIファイルのブートストラップの構成
54.4.

バックエンドインタフェース(BKI)ファイルは、"bootstrap"モードで稼動中のPostgreSQLで解釈される特殊な言語で記述されたスクリプトです。 普通のSQLコマンドを実行するにはシステムカタログが事前に存在していなければなりませんが、bootstrapモードではシステムカタログを一から作成することができます。 ですからBKIファイルはデータベースシステムを初めて作成する時に使用します (そしてそれ以外の時にはあまり有効ではありません)。

initdbは新しいデータベースクラスタを作成する際に、その作業の一部を担わすためBKIファイルを使います。 initdbが使う入力ファイルはPostgreSQLの構築時にgenbki.shというプログラムによって、ソースツリー内のsrc/include/catalog/にある特別な書式のCのヘッダファイルから作成されます。 作成されたBKIファイルはpostgres.bkiと呼ばれ、通常インストールツリーのshareサブディレクトリにインストールされます。

関連情報はinitdbのドキュメントから見付けられます。