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F.20. pageinspect

pageinspectモジュールは、デバッグの際に有用となる低レベルなデータベースページの内容を調べることができる関数を提供します。 これらの関数はすべてスーパーユーザのみが使用することができます。

F.20.1. 関数

get_raw_page(relname text, fork text, blkno int) returns bytea

get_raw_pageは指定されたテーブルの指定されたブロックを読み取り、bytea値としてそのコピーを返します。 これにより、単一ブロックの時間的に一貫性を持つコピーを入手することができます。 forkは主データフォークでは'main'、空き領域マップでは'fsm'、可視性マップでは'vm'としなければなりません。

get_raw_page(relname text, blkno int) returns bytea

get_raw_pageの簡略形であり、主フォークから読み取ります。 get_raw_page(relname, 'main', blkno)と同じです。

page_header(page bytea) returns record

page_headerはすべてのPostgreSQLヒープとインデックスページで共通するフィールドを表示します。

get_raw_pageで得られたページイメージを引数として渡さなければなりません。 以下に例を示します。

test=# SELECT * FROM page_header(get_raw_page('pg_class', 0));
    lsn    | tli | flags | lower | upper | special | pagesize | version | prune_xid
-----------+-----+-------+-------+-------+---------+----------+---------+-----------
 0/24A1B50 |   1 |     1 |   232 |   368 |    8192 |     8192 |       4 |         0
     

返される列はPageHeaderData構造体のフィールドに対応します。 詳細はsrc/include/storage/bufpage.hを参照してください。

heap_page_items(page bytea) returns setof record

heap_page_itemsはヒープページ上の行ポインタをすべて表示します。 使用中の行ポインタでは、タプルヘッダも表示されます。 生ページがコピーされた時点のMVCCスナップショットでタプルが可視かどうかは関係なく、すべてのタプルが表示されます。

get_raw_pageで得られたヒープページイメージを引数として渡さなければなりません。 以下に例を示します。

test=# SELECT * FROM heap_page_items(get_raw_page('pg_class', 0));
     

返されるフィールドの説明についてはsrc/include/storage/itemid.hsrc/include/access/htup.hを参照してください。

bt_metap(relname text) returns record

bt_metapはB-Treeインデックスのメタページに関する情報を返します。 以下に例を示します。

test=# SELECT * FROM bt_metap('pg_cast_oid_index');
-[ RECORD 1 ]-----
magic     | 340322
version   | 2
root      | 1
level     | 0
fastroot  | 1
fastlevel | 0
     
bt_page_stats(relname text, blkno int) returns record

bt_page_statsはB-Treeインデックスの1ページについての要約情報を返します。 以下に例を示します。

test=# SELECT * FROM bt_page_stats('pg_cast_oid_index', 1);
-[ RECORD 1 ]-+-----
blkno         | 1
type          | l
live_items    | 256
dead_items    | 0
avg_item_size | 12
page_size     | 8192
free_size     | 4056
btpo_prev     | 0
btpo_next     | 0
btpo          | 0
btpo_flags    | 3
     
bt_page_items(relname text, blkno int) returns setof record

bt_page_itemsはB-Treeインデックスページ上の全項目についての詳細情報を返します。 以下に例を示します。

test=# SELECT * FROM bt_page_items('pg_cast_oid_index', 1);
 itemoffset |  ctid   | itemlen | nulls | vars |    data
------------+---------+---------+-------+------+-------------
          1 | (0,1)   |      12 | f     | f    | 23 27 00 00
          2 | (0,2)   |      12 | f     | f    | 24 27 00 00
          3 | (0,3)   |      12 | f     | f    | 25 27 00 00
          4 | (0,4)   |      12 | f     | f    | 26 27 00 00
          5 | (0,5)   |      12 | f     | f    | 27 27 00 00
          6 | (0,6)   |      12 | f     | f    | 28 27 00 00
          7 | (0,7)   |      12 | f     | f    | 29 27 00 00
          8 | (0,8)   |      12 | f     | f    | 2a 27 00 00
     
fsm_page_contents(page bytea) returns text

fsm_page_contentsはFSMページの内部ノード構造を表示します。 出力は複数行からなる文字列で、各行がページ内の2分木の1ノードを表します。 非ゼロのノードのみが出力されます。 そのページから返される次のスロットを指し示すため"next(次)"と呼ばれるポインタも出力されます。

FSMページに関する更に詳しい情報はsrc/backend/storage/freespace/READMEを参照してください。