リリース日: リリースされませんでした
このリリースには7.4.19からの各種修正が含まれています。 7.4メジャーリリースにおける新機能については項E.113を参照してください。
7.4.Xからの移行ではダンプ/リストアは不要です。 しかし、7.4.11より前のバージョンからアップグレードする場合は、7.4.11のリリースノートを参照してください。
キリル語の"Yo"文字(2つのドットを持つeとE)を扱うISO-8859-5と他の符号化方式との間の変換を修正しました。(Sergey Burladyan)
複数のデータ型入力関数、特に、結果に初期化されず予測できない値を含む未使用のバイトを許すarray_in()
を修正しました。(Tom)
これは、2つの明らかに同じリテラル値が等しいとみなされず、結果パーサは一致しないORDER BYおよびDISTINCT式に関して不平をいうといったエラーをもたらします。
正規表現副文字列一致(substring(string from pattern))における境界状態を修正しました。(Tom)
この問題は、パターン全体は一致するが、ユーザが括弧付きの副式を指定し、その副式が一致しなかった時に発生します。 例えば、substring('foo' from 'foo(bar)?')です。 (bar)は一致しませんので、これはNULLを返すべきです。 しかし、間違ってパターン全体が一致(つまりfoo)という結果を返していました。
ecpgのPGTYPEStimestamp_sub()
関数からの不正確な結果を修正しました。(Michael)
DatumGetBoolマクロがgcc 4.3でエラーにならないよう修正しました。 (Tom)
この問題は、論理値を返す"古い形式" (V0)のC関数に影響します。 これは8.3ではすでに修正されていましたが、当時なかったバックパッチが必要になりました。
長い間存在したLISTEN/NOTIFYの競合条件を修正しました。(Tom)
まれな状況において、NOTIFYを実行する同時実行のトランザクションが後にコミットされたことが観測されたために想定されたとしても、LISTENだけを実行するセッションが注意を受け取らない可能性がありました。
この修正の副作用として、LISTENコマンドをまだコミットしていないトランザクションではLISTEN用のpg_listener内の行を参照しなくなります。 これは検索するために選択すべきもので、これまではできていました。 この動作はできるともできないとも文書化されていませんが、一部のアプリケーションで古い動作に依存している可能性があります。
ORDER BYおよびGROUP BY内の定数式の表示を修正しました。(Tom)
明示的にキャストされた定数が不正確に表示されました。 これは例えば、ダンプ/リストア時にビュー定義を壊す可能性がありました。
COPY OUT時にNOTICEメッセージを正しく扱うようlibpqを修正しました。(Tom)
このエラーは、ユーザ定義のデータ型出力ルーチンがNOTICEを発行する時に起こることのみが観測されていました。 しかし、他が原因で発生していないという保証はありません。