リリース日: 2009-09-09
このリリースは7.4.25に対し、各種の不具合を修正したものです。 7.4メジャーリリースにおける新機能については項E.113を参照してください。
7.4.Xからの移行ではダンプ/リストアは不要です。 しかし、interval列に対するハッシュインデックスを持つ場合は7.4.26にアップデートした後にそれらをREINDEXしなければなりません。 また、7.4.11より前のバージョンからアップグレードする場合は、7.4.11のリリースノートを参照してください。
security-definer関数内部のRESET ROLEおよびRESET SESSION AUTHORIZATIONを不許可としました。(Tom, Heikki)
これは、security-definer関数内部におけるSET ROLEとSET SESSION AUTHORIZATIONを不許可にする過去のパッチ(CVE-2007-6600参照)で抜けていたものを補うものです。
外側の集約関数の引数に現れる副問い合わせの扱いを修正しました。(Tom)
intervalデータ型のハッシュ計算を修正しました。(Tom)
これは、時間間隔値に対するハッシュ結合が間違った結果を生成しないように修正します。 また、時間間隔型の列に対するハッシュインデックスの内容も変更します。 もしこうしたインデックスがあれば、アップデートの後にそれらをREINDEXする必要があります。
INTERVAL 'x ms'においてxが200万を超え、かつ、整数型の日付時刻が使用された場合のオーバーフローを修正しました。(Alex Hunsaker)
点と線分間の距離計算を修正しました。(Tom)
これにより幾何演算子の一部が間違った結果を返していました。
通貨が端数桁を持たないロケール、たとえば日本、においてmoneyデータ型が動作するように修正しました。(Itagaki Takahiro)
00:12:57.9999999999999999999999999999のような日付時刻入力を適切に丸めます。(Tom)
GiST R-tree演算子クラスにおけるページ分割点の選択を改良しました。(Teodor)
plperlの初期化における移植性の問題を修正しました。(Andrew Dunstan)
COPY FROM STDIN中のエラーからの復旧するためのlibpqのコードについて、堅牢性を高めました。(Tom)
readlineとeditlineライブラリの両方がインストールされている場合、それらの競合するヘッダファイルがincludeされないようにしました。(Zdenek Kotala)