リリース日: 2008-06-12
このリリースは8.2.8に対し、重大な1つの不具合と軽微な1つの不具合を修正したものです。 8.2メジャーリリースにおける新機能については項E.35を参照してください。
8.2.Xからの移行ではダンプ/リストアは不要です。 しかし、8.2.7より前のバージョンからアップグレードする場合は、8.2.7のリリースノートを参照してください。
pg_get_ruledef()
で負の定数を括弧でくくるようにしました。(Tom)
この修正前では、ビューまたはルールにおける負の定数がそのまま、例えば-42::integerのようにダンプされる可能性がありました。 これは若干正しくありません。 演算子の前置規則に従うと、(-42)::integerとなるべきです。 通常は大した違いが起こることはありませんが、最近の別のパッチと相互作用して、PostgreSQLが有効なSELECT DISTINCTビューの問い合わせを拒絶することになりました。 pg_dumpの出力のリロード失敗という結果になることもあり得たため、これは高優先度の修正として扱われました。 実際にダンプ出力が正しくなかったバージョンは8.3.1と8.2.7だけです。
ALTER AGGREGATE ... OWNER TOがpg_shdependを更新するようにしました。(Tom)
この見落としにより、集約が後でDROP OWNEDまたはREASSIGN OWNED操作で使用された場合に問題が発生するおそれがありました。