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F.36. uuid-ossp

uuid-osspモジュールは複数の標準的なアルゴリズムの1つを使用して汎用一意識別子(UUID)を生成する関数を提供します。 また、特殊なUUID定数を生成する関数も提供します。

本モジュールはhttp://www.ossp.org/pkg/lib/uuid/にあるOSSP UUIDライブラリに依存しています。

F.36.1. uuid-ossp関数

関連する標準ITU-T Rec. X.667、ISO/IEC 9834-8:2005、RFC 4122はUUIDの生成に関して、バージョン番号1、3、4、5で識別される4つのアルゴリズムを規定します。 (バージョン2アルゴリズムは存在しません。) これらのアルゴリズムのそれぞれは、異なるアルゴリズム群に適合させることができます。

表 F-33. UUID生成用関数

関数説明
uuid_generate_v1()

この関数はバージョン1 UUIDを生成します。 これはコンピュータのMACアドレスとタイムスタンプが含まれます。 この種のUUIDは識別子を生成したコンピュータを識別できる情報や生成した時刻をあばくことができますので、ある種のセキュリティに注意すべきアプリケーションでは適しません。

uuid_generate_v1mc()

この関数は、コンピュータの実MACアドレスではなくランダムなマルチキャストMACアドレスを使用して、バージョン1 UUIDを作成します。

uuid_generate_v3(namespace uuid, name text)

この関数は、入力で指定されたnameを使用して、与えられた名前空間でバージョン3 UUIDを生成します。 名前空間は、以下で示す uuid_ns_*()関数で生成される特殊な定数の1つでなければなりません。 (理論上これは何らかのUUIDになります。) nameは選択された名前空間内の識別子です。

uuid_generate_v4()

この関数はバージョン4 UUIDを生成します。 これは完全にランダムな数から生成されます。

uuid_generate_v5(namespace uuid, name text)

この関数はバージョン5 UUIDを生成します。 バージョン3 UUIDと似ていますが、ハッシュ方式としてSHA-1を使用することが異なります。 SHA-1がMD5より安全であることから、バージョン5はバージョン3に比べて好まれるはずです。

以下に例を示します。

    SELECT uuid_generate_v3(uuid_ns_url(), 'http://www.postgresql.org');
   

nameパラメータはMD5でハッシュ化されます。 このため、生成されたUUIDから平文が分かることはありません。 この方法によるUUIDの生成は不規則性はなく、また、環境に依存します。 そのため再度生成される可能性があります。

表 F-34. UUID定数を返す関数

uuid_nil()

"nil" UUID定数です。 これは実際のUUIDになることはありません。

uuid_ns_dns()

DNS名前空間をUUIDに選定した定数です。

uuid_ns_url()

URL名前空間をUUIDに選定した定数です。

uuid_ns_oid()

ISOオブジェクト識別子(OID)をUUIDに選定した定数です。 (これはASN.1のOIDに関するもので、PostgreSQLで使われるOIDとは関係ありません。)

uuid_ns_x500()

X.500区分名(DN)をUIDに選定した定数です。

F.36.2. 作者

Peter Eisentraut