| PostgreSQL 9.0.4文書 | ||||
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pg_freespacemapモジュールは、空き領域マップ(FSM)を検査する手法を提供します。pg_freespaceと呼ばれる関数、正確に言うと、ふたつの多重定義された関数を提供します。これらの関数は、指定されたページ、あるいはリレーションの全てのページについての、空き領域マップに記録されている値を表示します。
デフォルトでは、潜在的なセキュリティ問題が存在するため、これらの関数のPUBLICアクセスは無効にされています。
pg_freespace(rel regclass IN, blkno bigint IN) returns int2FSMを参照して、blknoで指定されたリレーションのページ上の空き領域のサイズを返します。
pg_freespace(rel regclass IN, blkno OUT bigint, avail OUT int2)FSMを参照して、リレーションの各ページの空き領域のサイズを表示します。 リレーションの各ページに対して(blkno bigint, avail int2)が1タプルとなり、これらのタプルのセットが返却されます。
空き領域マップに格納された値は、正確ではありません。 これらの値はBLCKSZ(デフォルトBLCKSZでは32バイト)の1/256の精度で丸められ、また、タプルが挿入や更新されるのと同じように、完全に最新に保たれているわけではありません。
インデックスでは、ページ内の空き領域ではなく、完全に未使用のページが追跡されます。 したがって、その値には意味がなく、単にページが一杯か空かを表します。
注意: バージョン8.4で導入された新しいFSM実装を反映するために、同バージョンでインタフェースが変更されました。
postgres=# SELECT * FROM pg_freespace('foo');
blkno | avail
-------+-------
0 | 0
1 | 0
2 | 0
3 | 32
4 | 704
5 | 704
6 | 704
7 | 1216
8 | 704
9 | 704
10 | 704
11 | 704
12 | 704
13 | 704
14 | 704
15 | 704
16 | 704
17 | 704
18 | 704
19 | 3648
(20 rows)
postgres=# SELECT * FROM pg_freespace('foo', 7);
pg_freespace
--------------
1216
(1 row)
オリジナルバージョンは Mark Kirkwood <markir@paradise.net.nz>によるものです。
バージョン8.4では、Heikki Linnakangas <heikki@enterprisedb.com>により、新しいFSM実装に合うよう書き直されました。