PostgreSQL 9.3.2文書 | ||||
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pg_default_aclカタログには、新規に作成されたオブジェクトに割り当てられた初期権限が格納されます。
表 47-18. pg_default_aclの列
名前 | 型 | 参照先 | 説明 |
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oid | oid | 行識別子(隠し属性です。明示的に選択しなければなりません) | |
defaclrole | oid | pg_authid.oid | この項目に関連するロールのOID。 |
defaclnamespace | oid | pg_namespace.oid | この項目に関連する名前空間のOID。何もない場合はゼロです。 |
defaclobjtype | char | この項目のオブジェクト種類。 r = リレーション(テーブル、ビュー)、S = シーケンス、f = 関数、T = 型 | |
defaclacl | aclitem[] | この種類のオブジェクトが作成時に保持しなければならないアクセス権限。 |
pg_default_aclの項目は、指示されたユーザに属するオブジェクトに割り当てられる初期権限を示します。 現在2種類の項目があります。 defaclnamespace = 0を持つ"大域的"な項目と特定のスキーマを参照する"スキーマ単位"の項目です。 大域的な項目が存在する場合、その種類のオブジェクトの通常の組み込まれたデフォルト権限を上書きします。 もしスキーマ単位の項目があれば、それは大域的な権限または組み込まれたデフォルト権限に追加される権限を表します。
他のカタログ内のACL項目がNULLの場合、その時のpg_default_acl内のものではではなくそのオブジェクトの組み込まれたデフォルト権限を表すものが取られます。 pg_default_aclはオブジェクトの生成時のみに考慮されます。