PostgreSQLを使用できるようにするためには、当然ながらインストールしなければなりません。 使用しているオペレーティングシステム配布物内に含まれていたり、システム管理者がインストールしていたりしますので、PostgreSQLが既にサイトにインストールされている可能性があります。 そのような場合、オペレーティングシステムの文書やシステム管理者からPostgreSQLへのアクセス方法に関する情報を得なければなりません。
PostgreSQLが既に使用可能かどうかや実験的に使用できるかどうかがわからなければ、独自にインストールすることができます。 インストールは難しくありません。 良い経験になるでしょう。 PostgreSQLは、非特権ユーザによって、つまり、スーパーユーザ(root)権限を必要とすることなく、インストールできます。
自身でPostgreSQLをインストールする場合は、インストール手順を15章 ソースコードからインストールで確認してください。 そしてインストールが完了してから、本書に戻ってきてください。 適切な環境変数の設定に関する節に正確に従っていることを確認してください。
システム管理者がデフォルトの方法で設定していなかった場合、他にも多少の作業をすることになります。
例えば、データベースサーバマシンがリモートマシンの場合、PGHOST
環境変数をデータベースサーバマシンの名前に設定する必要があります。
また、PGPORT
環境変数の設定も行わなければならないかもしれません。
要するに、アプリケーションプログラムを起動しようとして、データベースに接続できないというエラーが発生する場合には、サイト管理者と相談し、自分が管理者であれば、文書を読んで、環境が適切に設定されていることを確認してください。
これまでの内容を理解できない場合は、次の節を読んでください。