リリース日: 2005-12-12
このリリースは8.0.4の各種不具合を修正したものです。 8.0メジャーリリースにおける新機能についてはE.246. リリース8.0を参照してください。
8.0.Xからの移行ではダンプ/リストアは不要です。 しかし、8.0.3より以前のバージョンからアップグレードする場合は、E.243. リリース8.0.3を参照してください。
トランザクションログ管理における競合条件を修正しました。
I/O操作により間違ったページが初期化されてしまうわずかな状態がありました。 これは、アサート失敗またはデータ破壊をもたらします。
エラー修復後のbgwriter問題を修正しました。(Tom)
書き込みエラーの後、バックグラウンドライタがあふれたバッファピンを見つけ出していました。 これ自体は致命的ではありませんが、これによりその後のVACUUMコマンドが不可解なブロックを行う可能性があります。
現在のトランザクションがすでにアボートしている時にクライアントがBindプロトコルメッセージを送信した場合の失敗を防ぎます。
/contrib/ltree
を修正しました。(Teodor)
AIX、HPUXにおけるコンパイルを修正しました。(Tom)
WindowsのNO_SYSTEM_RESOURCESエラーが発生した後に、ファイル読み書きを再試行します。(Qingqing Zhou)
log_line_prefix
が%i
を含む場合の間歇エラーを防ぎます。
Windowsにおける長いスクリプトに関するpsqlの性能問題を修正しました。(Merlin Moncure)
pg_group
通常ファイルの更新喪失を修正しました。
長期間残っていた、外部結合の実行計画作成エラーを修正しました。
この不具合により、「マージ結合可能な結合条件のみをサポートするRIGHT JOIN」という不正なエラーが発生することがありました。
postmaster.pid
の生成後まで時間帯の初期化を延ばしました。
これにより、PIDファイルが先に存在することを想定する起動スクリプトの混乱を防止できます。
テーブルが削除された場合のpg_autovacuumのコアダンプを防止します。
副問い合わせ結果全体の行を参照する(foo.*
)場合の問題を修正しました。