basebackup_to_shell
は、shell
という名前のカスタムbasebackupターゲットを追加します。
これにより、pg_basebackup --target=shell
を実行するか、このモジュールの設定方法に応じてpg_basebackup --target=shell:
を実行し、サーバ管理者が選択したサーバコマンドを、バックアッププロセスで生成されたtarアーカイブごとに実行させることができます。
コマンドは、標準入力を介してアーカイブの内容を受け取ります。
DETAIL_STRING
このモジュールは主に、拡張モジュールを使用して新しいバックアップターゲットを作成する方法の例として作成されていますが、シナリオによってはそれ自体が役立つ場合があります。 このモジュールを機能させるには、shared_preload_librariesまたはlocal_preload_librariesを使用してロードする必要があります。
basebackup_to_shell.command
(string
)
バックアップ処理によって生成された各アーカイブに対してサーバが実行する必要があるコマンドです。
コマンド文字列に%f
が含まれている場合は、アーカイブの名前に置き換えられます(例:base.tar
)。
コマンド文字列に%d
が含まれている場合は、ユーザが指定したターゲット詳細に置き換えられます。
コマンド文字列に%d
が使用されている場合は、ターゲット詳細が必要です。
それ以外の場合は禁止されています。
セキュリティ上の理由から、ターゲット詳細には英数字のみを使用できます。
%%
がコマンド文字列に含まれている場合は、単一の%
に置き換えられます。
%
がコマンド文字列に含まれていて、その後に他の文字または文字列の末尾にある場合は、エラーが発生します。
basebackup_to_shell.required_role
(string
)
shell
バックアップターゲットを使用するために必要なロールです。
これが設定されていない場合、レプリケーションユーザはshell
バックアップターゲットを使用できます。
Robert Haas <rhaas@postgresql.org>