他のバージョンの文書 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 | 9.6 | 9.5 | 9.4 | 9.3 | 9.2 | 9.1 | 9.0 | 8.4 | 8.3 | 8.2 | 8.1 | 8.0 | 7.4 | 7.3 | 7.2

30.2. データチェックサム

デフォルトでは、データページはチェックサムで保護されていませんが、オプションでデータベースクラスタに対して有効にすることができます。 チェックサムを有効にすると、各データページにチェックサムが含まれます。 チェックサムは、ページが書き込まれるときに更新され、ページが読み取られるたびに検証されます。 チェックサムによってデータページのみ保護されます。 内部データ構造と一時ファイルは保護されません。

チェックサムは通常、initdbを使用してデータベースクラスタを初期化するときに有効にできます。 また、オフライン操作で後から有効化または無効化することもできます。 データチェックサムは、データベースクラスタ全体のレベルで有効または無効になり、データベースやテーブルに対して個別に指定することはできません。

データベースクラスタのチェックサムの現在の状態は、SHOW data_checksumsコマンドを実行して読み取り専用設定変数data_checksumsの値を参照することで確認できます。

ページ破損からの復旧を試みる場合、チェックサム保護のバイパスが必要な場合があります。 これを行うには、一時的に設定パラメータignore_checksum_failureを設定します。

30.2.1. オフラインでのチェックサムの有効化

pg_checksumsアプリケーションは、オフラインのデータベースクラスタ上でデータチェックサムを有効または無効にしたり、チェックサムを検証したりできます。