PostgreSQL Conference Japan 2023
2023 年 11 月 24 日(金)に東京の AP日本橋にてカンファレンスを開催いたしました。
~ PostgreSQL は生き残れるか? ~
場所 |
AP品川(東京都港区) 9F |
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イベントURL | |
jpug-pgcon @ ml.postgresql.jp | |
主催 | 特定非営利活動法人 日本PostgreSQLユーザ会 (JPUG) |
スポンサー |
■ プラチナスポンサー 日本マイクロソフト株式会社 ■ シルバースポンサー サイオステクノロジー株式会社 ■ メディアスポンサー 日経Linux (日経BP) |
本イベントは終了いたしました。沢山のご支援、ご参加、ありがとうございました。ご参加いただいた方におきましてはアンケート入力をお願いいたします。 2020年カンファレンスはこちらです。
※nuko_yokohama様がツイートまとめを作ってくださいました。 https://togetter.com/li/1431055
昨年カンファレンスに続きまして、日本PostgreSQLユーザ会(JPUG)は、2019年 11 月に PostgreSQL の総合カンファレンス「PostgreSQL Conference Japan 2019」を開催いたします。
今年は「PostgreSQLは生き残れるか?」という観点で PostgreSQL 自体の進化とコンピューティング環境の変化への対応をディスカッションできるイベントを目指していきたいと考えています。また、今回は例年好評のチュートリアルトラックにより広い部屋を用意いたしました。
皆様のご参加をお待ちしています。イベントレジストからチケットを購入できます。
https://www.tc-forum.co.jp/kanto-area/ap-shinagawa/shn-base/
【終了】 早割 (2019/10/14 まで、限定数) | 通常 | |
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一般参加 | 5,000 円 | |
チュートリアル付 | 8,000 円 |
イベントレジストからチケットを購入できます。
懇親会チケットもイベントレジストで販売しています。
◆プラチナスポンサー
◆シルバースポンサー
◆メディアスポンサー
Room JK | Room LM | Room NO | |
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10:00 - 10:10 | オープニング | ||
10:10 - 11:10 |
【K1】PostgreSQLの皮を被った次世代RDBMS - Project Tsurugi (劔) について - (基調講演) [講演スライド] 株式会社ノーチラス・テクノロジーズ |
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11:10 - 12:10 |
【K2】クラウド時代のPostgreSQL - Hyperscale (Citus) (プラチナスポンサー様講演) 日本マイクロソフト株式会社 |
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12:10 - 13:10 | 昼食休憩(60 分) | ||
【一般トラック: A】 | 【チュートリアルトラック】 | 【一般トラック: B】 | |
13:10 - 14:00 |
ミカエル・パキエ 様 |
和田 省二 様 |
齋藤 仁 様 |
14:10 - 15:00 |
【A2】PostgreSQLだってビッグデータ処理したい!! ~GPUとNVMEを駆使して毎秒10億レコードを処理する技術~ [講演スライド] 海外 浩平 様 |
【T2】PostGIS 活用法!位置情報を SQL で自在に操ろう 宮内 元 様 |
【B2】Amazon RDS + Amazon EC2 + ロジカルレプリケーションを使った低コスト高速全文検索 [講演スライド] 堀本 泰弘 様 |
15:10 - 16:00 |
【A3】PostgreSQL レプリケーション10周年!徹底紹介!! [講演スライド] 藤井 雅雄 様 |
[講演スライド] 寺内 大輝 様 |
【B3】Kubernetes でつくるPostgreSQL as a Service [講演スライド] 小林 隆浩 様 |
16:10 - 17:00 |
【A4】PostgreSQL のための共有ディスク型スケールアウトの開発 綱川 貴之 様 |
[講演スライド] 高橋 一騎 様 |
【B4】IoT からデータ解析の道筋での PostgreSQL の使われ方 [講演スライド] 佐藤 健司 様 |
17:00 - 17:20 | 休憩(20 分) | ||
17:20 - 18:00 |
(特別講演) 【S1】 The Digital Experience with PostgreSQL in Taiwan 林 宗禧 様 【クロージング】 JPUGデータベース利用調査の報告 武田 一城 様 |
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18:30 - 20:30 | 懇親会 ( |
株式会社ノーチラス・テクノロジーズ
神林 飛志
もともと有志で集まって、次世代の RDBMS をつくろう、というコミュニティの動きに NEDO の後押しがあって始まったプロジェクトが Tsurugi です。
中身のトランザクションエンジンは SILO 以降のパラダイムを踏襲した、 メニーコア・大容量メモリー・Multi-version をベースにおく次世代のものになりますが、 DBMS としての「皮袋」は Postgres そのものになります。 DBA/ユーザからは、Postgres の本邦発の次世代の新しい version に見えるでしょう。
その概要・現在のプロジェクトの状況を説明します。
日本マイクロソフト株式会社
藤田 稜
OSS Data Technical Specialist, Microsoft Corporation Global Black Belt
Hyperscale (Citus) on Azure Database for PostgreSQL は、PostgreSQL の拡張機能として実装され、 ペタバイトクラスまでのデータ容量とリニアにスケールアウトすることが 可能な強力なデータベースです。
既存のアプリケーションの接続先を Hyperscale に切り替えるだけで他の修正を必要とせず、 可用性を心配する必要も無い、真にエンタープライズ向けのデータベースを PaaS (Platform as a Service) として提供いたします。
ミカエル・パキエ
Postgres 12 は 9 月末にリリースされました。 本講演では、今年の新しいバージョンを紹介します。
世界最先端のリレーショナルデータベースが成長を続き、だんだんシステムか製品に使われていて、人気を集めます。 性能と機能を含め、本リリースに魅力的で重要な点を説明します。 又、次のバージョンで話題になっている機能も少しお伝えします。
海外 浩平
IoT/M2Mとよばれる領域では、日々大量のログデータが蓄積され、これを高速に集計するために様々な手法が用いられています。 一方、PostgreSQLなどRDBMSがこの領域の主役として扱われる事は多くはありませんが、TB級のデータを処理する事が本当に不可能なのでしょうか?
本セッションでは、GPU/NVME-SSDといった最新ハードウェアの能力を最大限に引き出し、さらに列指向データやパーティショニングといったデータ構造上の工夫を加える事で、数十TB規模のデータ処理をシングルノードのPostgreSQLで実現するための手法についてご紹介します。 さらに、今後の方向性として、異常検知など機械学習アプリケーションとの相互運用についても言及します。
藤井 雅雄
PostgreSQL 本体にレプリケーション機能を取り込むと、PostgreSQL 開発コミュニティが公式に宣言 (*1) してから今年で 10 周年です。
PostgreSQL バージョン 9.0 でストリーミング・レプリケーションがサポートされ、 以降、同期レプリケーションやクォーラム・コミットなどストリーミング・レプリケーションは着実に進化してきました。
本講演では、このストリーミング・レプリケーションの機能や特徴、アーキテクチャ、制限などについて徹底紹介します。
綱川 貴之
スケールアウトは PostgreSQL に欠けた大きなピースの1つであり、人気を高める起爆剤になりえます。 私たちは共有ディスク型スケールアウトを開発しており、コミュニティに提案したいと考えています。
本講演では、スケーラビリティの選択肢である shared nothingとshared disk アーキテクチャ、 スケールアップを比較します。 また、私たちが取り組んでいる共有ディスク型スケールアウトの設計と実装を紹介します。
コモディティサーバでも強力な今、PostgreSQL にはどんなスケールアウトが必要かを議論できればと思います。
齋藤 仁
田中 克弥
PostgreSQL を採用した切っ掛けは 2008 年に開発した自社 POS システムでした。 それから 11 年、POS システムは EC やスマホアプリと連携するようになりました。
ハードオフグループにおける PostgreSQL を採用したシステムの横展開について紹介します。
堀本 泰弘
PostgreSQL で使用できる全文検索の拡張に PGroonga という高速で高性能な拡張があります。 PGroonga は、全言語対応の超高速全文検索機能を PostgreSQL で使えるようにする拡張で、 安定して高速で、かつ高機能(同義語、表記ゆれや異字体への対応、類似文書検索などが使えます)です。
Amazon RDS は Amazon がクラウド上で提供する RDBS サービスで、データベースのインストールや パッチ適用、スケールアウト、バックアップなどを Amazon が面倒をみてくれるため、 運用上の手間を大幅に減らすことができます。
Amazon RDS は、とても便利なのですが、拡張機能を自由にインストールすることができません。 以下の URL の一覧にある拡張しか使えません。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/UserGuide/CHAP_PostgreSQL.html#PostgreSQL.Concepts.General.FeatureSupport.Extensions.11x
PGroonga も使えないため、日本語を始めとする多言語対応の超高速全文検索機能を Amazon RDS では使うことができません。
そこで、PostgreSQL 10 から使えるようになった、ロジカルレプリケーションと Amazon EC2 上にインストールした PostgreSQL と PGroonga を使って RDS のメリットである、 運用の負担を少なくしつつ、PGroonga を使用して高速で高機能な全文検索ができるような構成を考えました。
本発表では、どのような構成で Amazon RDS のメリットを活かしつつ、Amazon EC2 上で PGroonga を使った全文検索ができるのかを紹介します。
小林 隆浩
Kubernetes はコンテナエコシステムの中心となり、データベースや SDS 等のステートフルな ワークロードにまで影響範囲を拡げています。 海外の動向からは Database on Kubernetes が普及期に入った様子も見てとれます。
今回は Kubernetes を用いてあなた自身が PostgreSQL as a Service を作る一助となる 設計手法や OSS についてご紹介します。
佐藤 健司
工場の中で、実は沢山使われている postgresql の使われ方について紹介しようと思っています。 技術的には大した事はないのですが、iot と data 解析を繋ぐシステム設計の際に気をつけるべき エンジニアリングの観点の話になる予定です。
今年の 4 月に AI expo でデータ解析組織運営について発表しました(大盛況でした)。 この中のエンジニアリング観点の部分を膨らましています。
和田 省二
本講演では、初めに
を明らかにしたうえで、
ことを解説します。
さらに、データモデリングは実際にはどのように行うのか、その手順と要領の要点を説明します。
宮内 元
「いつ、どこで」という「時空間」に関する情報は多くの企業にとっても重要なデータです。 ですが、「いつ」という日付/時刻情報と比較し「どこで」という空間情報はそれほど活用されていないように思います。
それは、日付/時刻情報は多くのデータベースで機能が用意されていることに対して、 空間情報についてはそうではないためかもしれません。 しかし、PostgreSQL には空間情報を取り扱うための拡張機能「PostGIS」が存在します。
ただ、空間情報を取り扱うためには測地系や投影法など前提知識が必要です。 また、日付/時刻情報ほどはサンプルデータや事例が多くはないかもしれません。
本講演では、空間情報を取り扱うための知識と、サンプルデータやツール、活用法についてご紹介したいと思います。
JPUG 関西支部長
寺内 大輝
PostgreSQLの安定稼働には、継続的なモニタリングが必要となります。 ただ、モニタリングにはある程度PostgreSQLについて知る必要があります。
このセッションでは、PostgreSQLの内部構造とモニタリング方法についてご紹介いたします。
JPUG 中国支部長
高橋 一騎
PostgreSQL において SQL の結果が返ってくるのが遅い、と悩んだ経験がある方も多いと思います。
このセッションではそんな方の為にSQLがどのような仕組みで実行されているか、 実行計画の見方のご紹介と、また速度を改善する為の実例 などをご紹介致します。
締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!
本カンファレンスでの講演を募集いたします。
午後からの 12 セッションにて本一般募集の講演を実施いただきます。
募集を終了いたしました。
本カンファレンスに協賛してくださる企業・団体様を募集しております。詳しくはスポンサー様むけイベント資料を参照ください。ご質問、お申し込みは以下の宛先にて承っております。
jpug-pgcon @ ml.postgresql.jp / 03-5979-2729 「JPUG カンファレンス担当」
本イベント当日にスタッフとして参加いただける方を下記の条件にて若干名募集いたします。お問い合わせ先メールアドレス宛に氏名、意気込みを記載してお申し込みください。学生を優先しますので学生であればその旨もお知らせください。
全般的なお問い合わせも以下にお寄せください。
JPUG カンファレンス担当:jpug-pgcon @ ml.postgresql.jp / TEL: 03-5979-2701