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8.6. 論理値データ型

PostgreSQLでは、標準SQLboolean型が提供されています。 表8-19を参照してください。 boolean型はいくつかの状態を取ることができます。 "真"もしくは"偽"、そして第3の状態はSQLではNULL値で表現される"不明"の状態です。

表 8-19. 論理値データ型

名前格納サイズ説明
boolean1バイト真または偽の状態

"真"状態に対する有効なリテラル値には次のものがあります。

TRUE
't'
'true'
'y'
'yes'
'on'
'1'

"偽"状態に対する有効なリテラル値には次のものがあります。

FALSE
'f'
'false'
'n'
'no'
'off'
'0'

先頭または末尾の空白文字は無視され、大文字小文字の区別は関係ありません。 TRUEキーワードとFALSEキーワードは(SQL互換の)推奨の使用法です。

例8-2は、boolean値の出力にtおよびfという文字が使用されることを示しています。

例 8-2. boolean型を使って

CREATE TABLE test1 (a boolean, b text);
INSERT INTO test1 VALUES (TRUE, 'sic est');
INSERT INTO test1 VALUES (FALSE, 'non est');
SELECT * FROM test1;
 a |    b
---+---------
 t | sic est
 f | non est

SELECT * FROM test1 WHERE a;
 a |    b
---+---------
 t | sic est