リリース日: 2007-04-23
このリリースは8.1.8の各種不具合を修正したもので、セキュリティ問題の修正を1つ含みます。 8.1メジャーリリースにおける新機能についてはE.246を参照してください。
8.1.Xからの移行ではダンプ/リストアは不要です。 しかしながら、8.1.2より前のバージョンからアップグレードする場合は、E.244を参照してください。
search_path
における一時テーブルスキーマの明示的な指定をサポートしました。
また、関数や演算子ではその検索を無効にしました(Tom)。
これは、SECURITY DEFINER関数がsearch_path
の値を本当に安全に設定するために必要です。
こうしないと、一時オブジェクトを使用して権限のないSQLユーザがSECURITY DEFINER関数の権限でコードを実行することができてしまうためです(CVE-2007-2138)。
詳細はCREATE FUNCTION
を参照してください。
/contrib/tsearch2
のクラッシュを修正しました(Teodor)。
COMMIT PREPARED
は、そのトランザクションを準備したデータベースと同じデータベースで実行する必要があります。(Heikki)
VACUUM FULL
のUPDATE
連鎖方法において潜在したデータ破損不具合を修正しました(Tom, Pavan Deolasee)。
外部結合の向上やビットマップスキャンの選択ロジックなど、プランナを修正しました(Tom)。
ハッシュインデックスの拡張時のパニックを修正しました(8.1.6で入ってしまった不具合です)(Tom)。
POSIX書式の時間帯指定が新しいUSA DST規則に従うよう修正しました(Tom)。