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E.183. リリース8.1.9

リリース日

2007-04-23

このリリースは8.1.8の各種不具合を修正したもので、セキュリティ問題の修正を1つ含みます。 8.1メジャーリリースにおける新機能についてはE.192. リリース8.1を参照してください。

E.183.1. バージョン8.1.9への移行

8.1.Xからの移行ではダンプ/リストアは不要です。 しかし、8.1.2より前のバージョンからアップグレードする場合は、E.190. リリース8.1.2を参照してください。

E.183.2. 変更点

  • search_pathにおける一時テーブルスキーマの明示的な指定をサポートしました。 また、関数や演算子ではその検索を無効にしました(Tom)。

    これは、SECURITY DEFINER関数がsearch_pathの値を本当に安全に設定するために必要です。 こうしないと、一時オブジェクトを使用して権限のないSQLユーザがSECURITY DEFINER関数の権限でコードを実行することができてしまうためです(CVE-2007-2138)。 詳細はCREATE FUNCTIONを参照してください。

  • /contrib/tsearch2のクラッシュを修正しました(Teodor)。

  • COMMIT PREPAREDは、そのトランザクションを準備したデータベースと同じデータベースで実行する必要があります。(Heikki)

  • VACUUM FULLUPDATE連鎖方法において潜在したデータ破損不具合を修正しました(Tom, Pavan Deolasee)。

  • 外部結合の向上やビットマップスキャンの選択ロジックなど、プランナを修正しました(Tom)。

  • ハッシュインデックスの拡張時のパニックを修正しました(8.1.6で入ってしまった不具合です)(Tom)。

  • POSIX書式の時間帯指定が新しいUSA DST規則に従うよう修正しました(Tom)。