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19.14. エラー処理

exit_on_error (boolean)

真の場合、全てのエラーは現在のセッションを中止させます。 デフォルトでこれは偽に設定されますので、 FATALエラーのみがセッションを中止させます。

restart_after_crash (boolean)

真の場合、これがデフォルトですが、PostgreSQLはバックエンドのクラッシュの後、自動的に再初期化を行います。 この値を真のままにしておくことは通常データベースの可用性を最大化する最適の方法です。 しかし、 PostgreSQLがクラスタウェアにより起動された時のような状況により、クラスタウェアが制御を獲得し、適切とみなされるいかなる振る舞いをも行えるように再起動を無効にすることも有益です。

data_sync_retry (boolean)

デフォルトである偽に設定すると、PostgreSQLはファイルシステムに変更されたデータファイルを吐き出す際の失敗に対してPANICレベルのエラーを発生させます。 これによりデータベースサーバのクラッシュを引き起こします。 このパラメータはサーバ起動時のみ設定可能です。

オペレーティングシステムによっては、カーネルキャッシュのページ内のデータの状態は、書き戻しの失敗の後は不明です。 このような状況では、データロスを避ける唯一の方法は、失敗が報告された後、可能ならば失敗の根本原因を調査して故障したハードウェアを交換したのち、WALからの回復することだけです。

真に設定すると、代わりにPostgreSQLはエラーを報告して実行を継続し、後のチェックポイントでデータの吐き出しをリトライします。 書き込みの吐き出し失敗が起きたときのオペレーティングシステムのバッファデータの扱いを調査した後でのみ真に設定してください。