バックアップマニフェストのJSONドキュメントには以下のキーがあります。
PostgreSQL-Backup-Manifest-Version
関連付けられた値は常に整数の1です。
Files
関連付けられた値は常にオブジェクトのリストで、それぞれがバックアップ中にある一つのファイルを記述しています。 このリストにはバックアップを使うために必要なWALファイルやバックアップマニフェスト自体に対するエントリは含まれません。 リスト内の各オブジェクトの構造は73.2で説明します。
WAL-Ranges
関連付けられた値は常にオブジェクトのリストで、それぞれがバックアップを使用するために特定タイムラインから読み込み可能でなければならないWALレコードの範囲を記述しています。 これらオブジェクトの構造は後段の73.3で説明します。
Manifest-Checksum
このキーは常にバックアップマニフェストファイルの最後の行にあります。 関連付けられた値はこれ以前の全行のSHA256チェックサムです。 クライアントでマニフェストの逐次的な解析を可能とするため、ここでは固定のチェックサム方式を使います。 SHA256チェックサムはCRC32Cチェックサムよりもかなり高コストですが、マニフェストは通常、追加の計算が大きな問題とならない程度に小さいはずです。