以下の「パラメータ」は読み取り専用です。
そのため、これらはpostgresql.confのサンプルから除かれています。
このオプションは、特定のアプリケーション、特に管理用フロントエンドによって注目される可能性があるPostgreSQLの様々な部分の振舞いを報告します。
これらのうち多くはPostgreSQLのコンパイル時、もしくはインストール時に決定されます。
    
block_size (integer)
      
      
      
ディスクブロックの容量を報告します。
サーバ構築の際にBLCKSZの値で決定されます。デフォルトの値は8192バイトです。
(shared_buffersの様な)いくつかの構成変数の意味はblock_sizeによって影響されます。
これに関しての情報は20.4を参照してください。
       
data_checksums (boolean)
      
      
      このクラスタでデータチェックサムが有効になっているかどうかを報告します。 詳細はdata checksumsを見てください。
data_directory_mode (integer)
      
      
      
このパラメータは、Unixシステムでは起動時のデータディレクトリのパーミッション(data_directoryにより定義されます)を報告します。
(Microsoft Windowsではこのパラメータは常に0700を表示します。)
さらなる情報はgroup accessをご覧ください。
       
debug_assertions (boolean)
      
      
      
PostgreSQLがアサーションを有効にしてビルドされているかどうかを報告します。
これは、USE_ASSERT_CHECKINGマクロがPostgreSQLをビルドされた際に定義されている場合(つまり、configureオプションの--enable-cassertが適用されている)に該当します。
デフォルトではPostgreSQLは、アサーションなしにビルドされます。
       
integer_datetimes (boolean)
      
      
      
PostgreSQLが64ビット整数による日付と時刻のサポート付きで構築されたかどうかを報告します。
PostgreSQL 10では、これは常にonです。
       
in_hot_standby (boolean)
      
      
      
サーバが現在ホットスタンバイモードかどうかを報告します。
これがonの時は、すべてのトランザクションは読み取り専用を強制されます。
セッション中ではこれはサーバがプライマリに昇格するときだけ変更できます。
詳細は27.4をご覧ください。
       
lc_collate (string)
      
      
      テキストデータの並び替えが行なわれるロケールを報告します。 詳細は24.1 を参照してください。 この値はデータベースが作成されたときに決定されます。
lc_ctype (string)
      
      
      
文字分類を決定するロケールを報告します。
詳細は24.1を参照してください。
この値はデータベースが作成されたときに決定されます。
通常、これはlc_collateと同一ですが、特殊なアプリケーションでは異なって設定されることがあります。
       
max_function_args (integer)
      
      
      
関数の引数の最大数を報告します。
サーバを構築する時、FUNC_MAX_ARGSの値で決定されます。
デフォルトの値は100引数です。
       
max_identifier_length (integer)
      
      
      
最長の識別子の長さを報告します。
サーバ構築時のNAMEDATALENの値より一つ少なく設定されます。
デフォルトのNAMEDATALENの値は64ですので、デフォルトのmax_identifier_lengthは63バイトで、マルチバイト符号化方式を使用している場合、63文字以下になることがあります。
       
max_index_keys (integer)
      
      
      
インデックスキーの最大数を報告します。サーバをビルドする際にINDEX_MAX_KEYSの値で決定されます。デフォルトの値は32キーです。
       
segment_size (integer)
      
      
      
あるファイルセグメントの中に格納できるブロック数(ページ数)を報告します。
サーバ構築時にRELSEG_SIZEの値で決定されます。
バイト単位の一セグメントファイルの最大容量は、block_size倍のsegment_sizeと等しくなります。デフォルトでは1GBです。
       
server_encoding (string)
      
      
      
      
      データベース符号化方式(文字セット)を報告します。 データベースが作成された時に決定されます。通常クライアントはclient_encodingの値にのみ注意する必要があります。
server_version (string)
      
      
      
サーバのバージョン番号を報告します。
サーバ構築の際のPG_VERSIONの値によって決定されます。
       
server_version_num (integer)
      
      
      
サーバのバージョン番号を整数として返します。
この値は、サーバ構築時のPG_VERSION_NUMの値により決まります。
       
ssl_library (string)
      
      
      
(このインスタンスでSSLが設定あるいは使用されていなくても)このPostgreSQLサーバの構築時に使用されたSSLライブラリの名前、たとえばOpenSSLあるいは空文字列、を報告します。
       
wal_block_size (integer)
      
      
      
WALディスクブロックの容量を報告します。
サーバ構築時にXLOG_BLCKSZの値で決定されます。デフォルトの値は8192バイトです。
       
wal_segment_size (integer)
      
      
      ログ先行書き込みのセグメントの大きさを報告します。 デフォルト値は16MBです。 さらなる詳細については30.5をご覧ください。