REASSIGN OWNED — あるデータベースロールにより所有されたデータベースオブジェクトの所有権を変更する
REASSIGN OWNED BY {old_role
| CURRENT_ROLE | CURRENT_USER | SESSION_USER } [, ...] TO {new_role
| CURRENT_ROLE | CURRENT_USER | SESSION_USER }
REASSIGN OWNED
は、old_roles
のいずれかが所有するデータベースオブジェクトの所有権をnew_role
に変更するようシステムに指示します。
old_role
ロール名です。
このロールが所有する、現在のデータベースのすべてのオブジェクトの所有権、および共有オブジェクトの中のすべて(データベースやテーブル空間)をnew_role
に割り当てます。
new_role
対象とするオブジェクトの新しい所有者となるロール名です。
REASSIGN OWNED
は、1つ以上のロールの削除準備によく使用されます。
REASSIGN OWNED
は他のデータベース内のオブジェクトには影響を与えませんので、通常は、削除対象のロールにより所有されるオブジェクトを有するデータベース毎にこのコマンドを実行する必要があります。
REASSIGN OWNED
は元のロールと対象のロール上にメンバ資格が必要です。
代わりにDROP OWNED
コマンドを使用して、1つ以上のロールにより所有されるデータベースオブジェクトすべてを単に削除することができます。
REASSIGN OWNED
コマンドは、old_roles
により所有されていないオブジェクトにおいてold_roles
に与えられた権限には影響しません。
同様に、ALTER DEFAULT PRIVILEGES
で作成されたデフォルトの権限には影響しません。
こうした権限を取り消すには、DROP OWNED
を使用してください。
詳しくは22.4を参照してください。
REASSIGN OWNED
コマンドはPostgreSQLの拡張です。