第20章で説明したように、PostgreSQLサーバには多数の実行時の設定変数が存在します。 これらの設定の多くに対して、データベース固有のデフォルト値を設定できます。
例えば、何らかの理由で特定のデータベースについてGEQOオプティマイザを無効にしたい場合、通常はすべてのデータベースでこれを無効にするか、またはすべての接続しているクライアントで間違いなくSET geqo TO off;
が実行されていることを確認する必要があります。
特定のデータベースでこの設定をデフォルトにするには、次のコマンドを実行します。
ALTER DATABASE mydb SET geqo TO off;
これにより設定が保存されます(ただし、すぐに反映はされません)。
以降のこのデータベースに対する接続においては、セッションの開始の直前にSET geqo TO off;
が呼び出されたのと同様になります。
これはデフォルトでしかありませんので、ユーザはセッションの途中であってもこの設定を変更できます。
このような設定を解除するには、ALTER DATABASE
を使用します。
dbname
RESET varname