configure スクリプトに --with-perl が付与された場合、PostgreSQL の構築処理は PL/Perl 共有ライブラリを構築し、それを PostgreSQL のライブラリディレクトリにインストールします。
PL/Perl は共有ライブラリですので、ほとんどのプラットフォームにおいて、 libperl ライブラリも共有ライブラリでなければなりません。本書を記述している段階では、ほとんどの構築済みの Perl パッケージではこのようになっていません。この問題が発生する場合、以下のようなメッセージが構築時に表示され、この旨を通知します。
*** Cannot build PL/Perl because libperl is not a shared library. *** You might have to rebuild your Perl installation. Refer to *** the documentation for details.
この場合、PL/Perl を構築できるように Perl を手で再構築し、インストールしなければなりません。Perl の構築処理にて、共有ライブラリとするよう要求して下さい。
Perl を再インストールした後、PostgreSQL ソースツリーにおける src/pl/plperl にディレクトリを変更し、PL/Perl 共有ライブラリの構築とインストールを完遂させるために、以下のコマンドを実行して下さい。
gmake clean gmake all gmake install
PL/Perl、PL/PerlU、あるいはその両者を特定のデータベースにインストールするには、createlang スクリプトを使用して下さい。例えば、 createlang plperl dbname または createlang plperlu dbname です。
Tip: 言語を template1 にインストールすると、その後に作成されるデータベース全てに、その言語は自動的にインストールされます。