ALTER DATABASE name SET variable { TO | = } { value | DEFAULT } ALTER DATABASE name RESET variable
ALTER DATABASE を使用して、PostgreSQL データベースにおける実行時設定変数のセッションのデフォルト値を変更できます。 このコマンドで指定された値が、コマンド実行後にデータベースで開始される新規セッションのデフォルト値になります。 データベースで指定されるデフォルト値により、postgresql.conf ファイルに記述されている設定や、postmaster から受け取った設定は上書きされます。
データベースにおけるセッションのデフォルト値を変更できるのは、スーパーユーザ、もしくはデータベースの所有者のみです。
セッションのデフォルト値を変更する対象となるデータベースの名前です。
設定変数におけるこのデータベースのセッションのデフォルト値を、指定した値に設定します。 value が DEFAULT であるか、あるいは RESET が使用されている場合、データベースで指定された変数の設定は無効になり、新しいセッションではシステム全体のデフォルト設定が継承されます。 すべての設定をクリアするには、RESET ALL を使用してください。
使用可能な変数名および値についての詳細は、SET および管理者用ガイドを参照してください。
変更に成功した場合に返されるメッセージです。
指定されたデータベースがシステムに認知されていない場合に返されるエラーメッセージです。
ALTER USER を使用すると、データベースではなく特定のユーザにセッションのデフォルト値を関連付けることもできます。 競合する場合には、ユーザ固有の設定により、データベース固有の設定が上書きされます。