data_type_privilegesビューは、記述子が示すオブジェクトの所有者であるとか何かしらの権限を持っているなどの方法で現在のユーザがアクセスできる全てのデータ型記述子を識別します。 あるデータ型がテーブル列やドメイン、関数(パラメータとして、あるいは、戻り値として)の定義内で使用されると、そのデータ型記述子は生成され、そして、データ型がそのインスタンスでどのように使用されるか(例えば、もし適切ならば、宣言された最大長)についての情報が格納されます。 各データ型記述子は、1つのオブジェクト(テーブル、ドメイン、関数)に割り当てられたデータ型記述子の中で一意となる任意の識別子が割り振られます。 このビューはおそらくアプリケーションではあまり使用されませんが、情報スキーマ内の他のビューを定義する際に使用されます。
表 30-10. data_type_privileges の列
名前 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
object_catalog | sql_identifier | 記述子が示すオブジェクトを持つデータベースの名前です。(常に現在のデータベースです。) |
object_schema | sql_identifier | 記述子が示すオブジェクトを持つスキーマの名前です。 |
object_name | sql_identifier | 記述子が示すオブジェクトの名前です。 |
object_type | character_data | 記述子が示すオブジェクトの種類です。 TABLE (データ型記述子がそのテーブルの列に属します)、DOMAIN (データ型記述子がそのドメインに属します)、ROUTINE (データ型記述子がその関数のパラメータあるいは戻り値データ型に属します)のいずれかです。 |
dtd_identifier | sql_identifier | データ型記述子の識別子です。 これは同一オブジェクトに対するデータ型記述子の中で一意なものです。 |