data_type_privilegesビューは、記述子が示すオブジェクトの所有者である、何かしらの権限を持っているといった方法で現在のユーザがアクセスできる全てのデータ型記述子を識別します。 あるデータ型がテーブル列やドメイン、関数(パラメータとして、あるいは戻り値として)の定義内で使用されると、そのデータ型記述子は生成され、そして、データ型がそのインスタンスでどのように使用されるか(例えば、もし適切ならば、宣言された最大長)についての情報が格納されます。 各データ型記述子は、1つのオブジェクト(テーブル、ドメイン、関数)に割り当てられたデータ型記述子の中で一意となる任意の識別子が割り振られます。 このビューはおそらくアプリケーションではあまり使用されませんが、情報スキーマ内の他のビューを定義する際に使用されます。
表 31-10. data_type_privilegesの列
名前 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
object_catalog | sql_identifier | 記述子が示すオブジェクトを持つデータベースの名前です(常に現在のデータベースです)。 |
object_schema | sql_identifier | 記述子が示すオブジェクトを持つスキーマの名前です。 |
object_name | sql_identifier | 記述子が示すオブジェクトの名前です。 |
object_type | character_data | 記述子が示すオブジェクトの種類です。 TABLE(データ型記述子がそのテーブルの列に属します)、DOMAIN(データ型記述子がそのドメインに属します)、ROUTINE(データ型記述子がその関数のパラメータあるいは戻り値データ型に属します)のいずれかです。 |
dtd_identifier | sql_identifier | データ型記述子の識別子です。 これは同一オブジェクトに対するデータ型記述子の中で一意なものです。 |