table_privilegesビューは、現在のユーザに対し、または、現在のユーザによって、テーブルもしくはビューに与えられた権限を全て識別します。 テーブルと許可投与者、許可受領者の組み合わせ毎に1行があります。 グループに与えられた権限はrole_table_grantsビューで識別されます。
表 30-33. table_privileges の列
名前 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
grantor | sql_identifier | 権限を与えたユーザの名前です。 |
grantee | sql_identifier | 権限を与えられたユーザもしくはグループの名前です。 |
table_catalog | sql_identifier | テーブルを持つデータベースの名前です。(常に現在のデータベースです。) |
table_schema | sql_identifier | テーブルを持つスキーマの名前です。 |
table_name | sql_identifier | テーブルの名前です。 |
privilege_type | character_data | 権限の種類です。 SELECT、DELETE、INSERT、UPDATE、REFERENCES、RULE、もしくは、TRIGGER です。 |
is_grantable | character_data | この権限を付与可能な場合はYES、さもなくばNOです。 |
with_hierarchy | character_data | PostgreSQLで利用できない機能に適用されるものです。 |
grantee列では、ユーザとグループの区別を行わないことに注意してください。 同じ名前のユーザとグループが存在する場合、残念ながら、これらを区別できません。 今後のPostgreSQLのバージョンでは、同じ名前を持つユーザとグループを禁止する可能性があります。