これらの設定はautovacuum デーモンのデフォルトの振る舞いを制御します。詳細は項22.1.4を参照してください。
autovacuum(boolean) サーバがautovacuum子プロセスを開始すべきかどうかを管理します。デフォルトではオフです。開始に当たってはstats_start_collectorおよびstats_row_levelもオンでなければなりません。このオプションはサーバの起動時、もしくはpostgresql.confファイルで設定されます。
autovacuum_naptime(integer)autovacuum子プロセスに対する活動周期間の遅延を指定します。それぞれの周期で、子プロセスは1つのデータベースを試験し、そしてそのデータベース内のテーブルで必要性が認められると、VACUUMおよびANALYZEコマンドを発行します。遅延は秒単位で計測され、デフォルトは60です。このオプションはサーバの起動時、もしくはpostgresql.confファイルで設定されます。
autovacuum_vacuum_threshold(integer)いかなる1つのテーブル内にVACUUMをトリガーする必要のある、更新もしくは削除されたタプルの最小数を指定します。デフォルトは1000です。このオプションはサーバの起動時、もしくはpostgresql.confファイルで設定されます。この設定はpg_autovacuum内の項目により、それぞれのテーブルに対して上書きすることができます。
autovacuum_analyze_threshold(integer)いかなる1つのテーブル内にANALYZEをトリガーする必要のある、挿入、更新、もしくは削除されたタプルの最小数を指定します。デフォルトは500です。このオプションはサーバの起動時、もしくはpostgresql.confファイルで設定されます。この設定はpg_autovacuum内の項目により、それぞれのテーブルに対して上書きすることができます。
autovacuum_vacuum_scale_factor(floating point) VACUUMをトリガーするか否かを決定する場合、autovacuum_vacuum_thresholdに追加するテーブル容量の断片を指定します。デフォルトは0.4です。このオプションはサーバの起動時、もしくはpostgresql.confファイルで設定されます。この設定はpg_autovacuum内の項目により、それぞれのテーブルに対して上書きすることができます。
autovacuum_analyze_scale_factor(floating point) ANALYZEをトリガーするか否かを決定する場合、autovacuum_vacuum_thresholdに追加するテーブル容量の小部分を指定します。デフォルトは0.4です。このオプションはサーバの起動時、もしくはpostgresql.confファイルで設定されます。この設定はpg_autovacuum内の項目により、それぞれのテーブルに対して上書きすることができます。
autovacuum_vacuum_cost_delay(integer)自動 VACUUM操作に使用されるコスト遅延値を指定します。(デフォルトの)-1が指定されると、一定の vacuum_cost_delayの値が使用されます。この設定はpg_autovacuum内の項目により、それぞれのテーブルに対して上書きすることができます。
autovacuum_vacuum_cost_limit(integer)自動VACUUM操作に使用されるコスト限界値を指定します。(デフォルトの)-1が指定されると、一定の vacuum_cost_limitの値が使用されます。この設定はpg_autovacuum内の項目により、それぞれのテーブルに対して上書きすることができます。