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DROP OWNED

名前

DROP OWNED -- データベースロールにより所有されるデータベースオブジェクトを削除します。

概要

DROP OWNED BY name [, ...] [ CASCADE | RESTRICT ]

説明

DROP OWNEDは、現在のデータベース内にある、指定したロールが所有するオブジェクトをすべて削除します。 また、現在のデータベース内にあるオブジェクトと共有オブジェクト(データベース、テーブル空間)に対して指定したロールに与えられた権限も取り上げられます。

パラメータ

name

所有するオブジェクトを削除し、その権限が取り上げられるロールの名称です。

CASCADE

関連するオブジェクトに依存するオブジェクトを自動的に削除します。

RESTRICT

他のデータベースオブジェクトが関連オブジェクトに依存する場合、ロールにより所有されるオブジェクトの削除を取りやめます。 これがデフォルトです。

注釈

DROP OWNEDはよく、複数ロールの削除の前処理として使用されます。 DROP OWNEDは現在のデータベース内のオブジェクトにのみ影響しますので、このコマンドを通常、削除予定のロールが所有するオブジェクトを持つデータベース毎に実行する必要があります。

CASCADEオプションを使用すると、このコマンドで再帰的に他のユーザが所有するオブジェクトを処理する可能性があります。

REASSIGN OWNEDコマンドは、複数のロールが所有するすべてのデータベースオブジェクトの所有権を再割り当てする、別の方法です。

このロール(複数可)により所有されるデータベースおよびテーブル空間は削除されません。

互換性

DROP OWNED文はPostgreSQLの拡張です。

関連項目

REASSIGN OWNED, DROP ROLE