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50.2. プログラマへ

50.2.1. 仕組み

本節では、PostgreSQL配布物の一部であるプログラムやライブラリにおける各国語サポートの実装方法を説明します。 現在はCプログラムにのみ適用できます。

プログラムにNLSサポートを追加する

  1. プログラムの起動処理に以下のコードを追加してください。

    #ifdef ENABLE_NLS
    #include <locale.h>
    #endif
    
    ...
    
    #ifdef ENABLE_NLS
    setlocale(LC_ALL, "");
    bindtextdomain("progname", LOCALEDIR);
    textdomain("progname");
    #endif

    prognameは実際には自由に選択できます。)

  2. どこであろうと翻訳の候補となるメッセージが見つかったら、gettext()の呼び出しが追加される必要があります。 例えば、

    fprintf(stderr, "panic level %d\n", lvl);

    は、次のように変更されます。

    fprintf(stderr, gettext("panic level %d\n"), lvl);

    (NLSサポートが組み込まれていない場合、gettextはノーオペレーション命令として定義されます。)

    これは混乱しがちになります。一般的なショートカットは以下のものです。

    #define _(x) gettext(x)

    他の解決方法は、バックエンドにおけるereport()のように、そのプログラムが通信のほとんどを1つまたは数個の関数で行っている場合有効です。 その場合、この関数の内部で全ての入力文字列に対しgettextを呼び出すようにすることになります。

  3. プログラムのソースのあるディレクトリにnls.mkを追加してください。 これはmakefileとして読まれます。 以下の変数への代入をここで設定する必要があります。

    CATALOG_NAME

    textdomain()の呼び出しに使用されるプログラム名です。

    AVAIL_LANGUAGES

    用意された翻訳のリストです。初めは空です。

    GETTEXT_FILES

    翻訳可能文字列を含むファイルの一覧です。 つまり、これらはgettextもしくは他の解決法として印が付けられます。 結局、これはプログラムのほとんど全てのソースファイルを含むことになります。 この一覧があまりに長くなる場合、最初の"file"+とし、2番目の単語を1行に対して1つのファイル名を持ったファイルとすることができます。

    GETTEXT_TRIGGERS

    翻訳者が作業を行う上で、どの関数呼び出しが翻訳可能文字列を含むかを知る必要に迫られた場合に、メッセージカタログを生成するツールです。 デフォルトでは、gettext()呼び出しのみを認識します。 _や他の識別子を使用した場合、ここに記載しなければなりません。 翻訳可能文字列がその最初の引数ではない場合、その項目は(例えば2番目の引数の場合)func:2という形式でなければなりません。 複数形メッセージをサポートする関数がある場合、その項目は(単一形および複数形メッセージ引数を特定する)func:1,2のようになります。

ビルドシステムは、自動的にメッセージカタログの構築およびインストールを行います。

50.2.2. メッセージ記述の指針

メッセージの翻訳を簡単にするために以下に指針をいくつか示します。